遅刻時間をどう伝えるか

いつもありがとうございます。

出前のそばがなかなか届かず電話したら、

「いま出ました!」といった本人がしばらくして配達に来て驚きました。

自分はいま漫画の世界の中にいるのかと錯覚した、岩松正史です。

”世の中には、正直であることよりも、大切なことがあるかもしれない”

ある日、「13時」に都内の駅前で、

ある人と、大切な仕事の待ち合わせをした。

大切な仕事なので

15分前には駅に確実についていようと思った。

20分前の12時40分頃に、

到着する電車に乗って向かった。

心は余裕で安心していた。

ところが、

電車が一駅走った隣の駅で止まった。

それから、動かなくなった。

しばらくして車内放送が流れた。

前を走る電車が異常音を感じたため、

点検をしているという。

経験則で、そんなものは、

「5分もすれば動くに違いない」

と思い、気にせず、

そんままスマホをいじっていた。

・・・

しばらくスマホをいじって

ふと我に返った。

あれからだいぶ時間がたっている気がするのに、

まだ、電車が動いていないことに気が付いた。

時計を見ると、

もう10分近く止まっている。

少し不安になってきた。

一旦、5分という経験則の想定を超えてしまうと、

そのあとは10分なのか、

30分なのか想像ができなかった。

そんな未知への恐怖がよぎった。

でも待つしかなかった。

・・・

こんどは、

ちょっと気にしながら。

でも、いつものようにスマホをいじっていた。

今度の5分は、異常に長く感じる。

15分たったところで(ギリギリになりそうなので)、

待ち合わせ相手にメールを送った。

電車がまだ動いていないので、

到着時間は入れず

「電車が止まって15分動かないので、ギリギリになるかもしれません」

と。

そこから5分、トータルで20分「過ぎた」ところで、

ようやく電車が動き出した。

実際に到着できるのはおそらく、13:05分前後。

若干遅刻するのは、ほぼ確定していた。

・・・

さてこの時

あなたなら「何時に到着予定」というメールを

相手にお送るでしょうか???

考えてみてください。

・選択肢1「13時ちょうどくらい」と少しさばを読んで早めの時間を伝える

・選択肢2「13時5分」と見込み時間を正確に伝える

・選択肢3「13時10分以降」で少し遅めの時間を余裕をもって伝える

・選択肢4「その他」

もちろんこの問いに正解はないのですけれど、

むかしの私は間違いなく、

選択肢1か2、

「ちょうどか、少しさばを読んで早め」

に伝えていました。

それは、

「早く着かないと申し訳ない」

という気持ちの表れだったのです。

でも今は、

待っているほうの気持ち&仕事をうまくいかせるための自分の気持

両方を考えて選択肢3

「余裕をもって伝える」

ことが多いです。

先に眺めに伝えておいた方が、

待っている人が「まだこないか」

時間を気にしながら待つ必要がありませんし、

こちらも、

急ぐには急ぎますけれど、

必要以上に焦りながら行く必要もありません。

遅れてついても想定内。

早く着いたら「思ったより少し早かった」と

思ってもらえるかもしれません。

どうせ同じ到着時間なら、

たとえ遅刻の時間でも、

時間を少し余裕をもって伝えることで、

相手も自分も、何か考えたり

受け止めたりするための

心の余裕もできるのではと、

個人的には思うのであります。

あなたなら何を基準に

遅刻の時間を伝えますか???

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「本当に人を大事にするとは、申し訳ない気持ちを伝えることじゃない」

私は「13:15には着きます」と伝え、

実際には、その後の乗り継ぎがスムーズだったため

13:04分に無事出会うことができました。

その後の仕事の話もスムーズでしたね。

・・・

お互いが本当によくなるためには、

自分の申し訳なさは伝えないほうが

結果的にお互いにとって

良い結果になることもあります。

その時、

「申し訳ない気持ちを我慢しようとする自分の気持ち」

も、「本当の自分」ということで

いいのではないでしょうか。

本当の自分というのは一つではなく、

複雑なのです。

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