同じに見えて違うこと

最寄り駅から電車に乗るときは、

必ず決まって12号車の3番目の扉が定位置です。

そのほうが、東京駅に着いたとき

スムーズに出たい改札に向かえるからです。

ある土曜日、仕事で電車に乗ろうと

駅に行ったのときのこと

駅はいつもどおり混んでいるのに、

何か少し様子が違うと感じました。

その理由はホームにあがってなんとなくわかりました。

駅はすごく混んでいるのに、

いつもの「定位置」に行ったら

誰も並んでいなかったのです。

見てみると改札からホームに伸びた

階段付近の乗り口はかなり混んでいます。

でも遠くの先頭車両に向かうにほど

どんどん人はまばらになっています。

ホームにいる総人数はさほど変わらないのに、

なぜだろう・・・

混み方の「密度」が平日のそれとは

まるでちがううのでした。

人の数は同じに見えるのに、

いる位置がまるその様子をみて面白い

と思ったのでした。。

・・・

本当はべつに驚くことでもなくて、

当たり前のことではありますが、

平日は仕事や学校などに通勤通学が多いわけです。

いっぽう土曜日は、平日と変わらず

仕事に行く人もいるでしょうが、

休みでふだん電車乗らない家族連れがいたり、

デートに向かうカップルがいたりするのでしょう。

平日も電車に乗る人であっても、

お休みの日は行き先がきっとちがうから、

いつもの会社に向かうのに都合がいい

扉の前に並ぶ必要もないのでしょう。

人数は同じでも、顔ぶれが違うし、

顔ぶれが同じでも、目的が違うから

ホーム上の人口密度がちがうんだと分かったわけです。

そんな様子を眺めながら、

「パッと見の見かけだけでは、人間はわからないものだぁ。」

なんて思ったのでありました。

たとえ見かけは同じ(似たように)見えても、

思い方の違いは行動と現象の違いを生み出します。

その人が、どういう意味を持ってそこにいるかは、

本人に聴いてみないとわかりませんね。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「いま目の前をよく観察し、現象の意味を理解する」

・・・その日、

私は仕事に向かったのでありますが、

平日と違いちょっとにぎやかな

家族や恋人、友達同士と思われる

人たちに囲まれて電車に揺られていたら、

最近六に休みもとらない自分を少しみつめだし、

みんなが楽しんでいる週末に、

家族サービスができていない自分はどうなんだろうと

ちょっとだけ罪悪感が心に染みたのでありました。

まあ、夏休みに挽回です!

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