コミュニケショーン力をあげたほうがいい本当の理由

夏休み中のある日のこと。

事情があり、小5の娘に

スマートフォンを渡すことにしました。

家の中では、古くなったスマートフォンを

wifi接続して使っていた娘ですが、

やはり自分のスマホが持てると嬉しかったようで

ずっと楽しそうにいじっていました。

スマホを渡した日の夕方は、

子供たちと回転寿司に行きまして。

テーブル席で寿司を食べていると、

さっそくスマホを持参していた娘が、

最近、友達内で流行っているらしい、

キャラクターのパズルゲームを

入れてくれと頼んできました。

ゲームをさせるために渡したスマホではないので、

しばらくシブったものの、結局、根負け。

ダウンロードして使えるようにしてあげたのでした。

一度ゲームを与えたら、

せっかく寿司を食べに来ているのに

寿司のことはそっちのけ。

やめるように何度言っても

ゲームに熱中している娘に腹を立てまして。

そのあと、娘が学童に持っていっていく

お弁当の具が寂しくなってきたので、

買い出しにスーパーに行ったのですが

そこでもまたゲーム・・・。

娘の弁当の食材を買いに来たのに、

何を食べたいか聞いてもゲームに夢中。

再度注意しても、結局いうことを聞かず・・・。

「ゲーム入れてっていうお願いは聞いてあげたのに、こっちの言うこと聞かないならこっちにも考えがある。もうゲーム消すから!」

といって、店内で大げんか。

さらに帰宅後に

「もう弁当は作らない!」

と、宣言して書斎に立てこもったのでした。

スマホを与え、ゲームを入れしまった

自分への怒りであります(苦笑)。

すると、

しばらくして娘が書斎に来て、こういいました。

「玉子焼きの作り方を教えて」

弁当作ってくれないなら自分で作ろうと思ったようです。

でも、作り方がわからないので、

訊きに来たのでした。

弁当を作らないと言い放った張本人に

作り方を教わりにくるとは・・・。

その無神経さといいますか、こだわらない性格といいますか・・・。

子供らしい発想に内心嬉しくなってしまい、

さき先ほどまでの強硬姿勢がいっきに緩んだのでした。

そして、お父さんも言い過ぎたと謝って和解。

心はもう許していたのですから、

玉子を焼かせずに、明日のお弁当も作ってあげると

言ってもよかったわけですが、

でも、本人に

「あしたお父さんが弁当作るのと、いま玉子焼き作り方教えながら作って、明日弁当日ンで詰めるのどっちがいい?」

とかくにんしたら、もう娘は自分で弁当を作るつもりでいたので

私は翌朝、少し早く娘を起こすだけすることにして、

玉子焼きの作り方を教えにキッチンに向かいました。

そして、

娘と人生で初めて一緒に一から

玉子焼きを焼いていたら、楽しいこと(笑)。

玉子を焼けるまで成長した娘の姿を見ながら、

「喧嘩してよかったなと」

と思ったのでした。

・・・

コミュニケーションのスキルを学ぶ方の多くは、

「すれ違いが生まれないようにすること」

がコミュニケーション力を鍛える

意味だと思っているのではないでしょうか。

確かに、傾聴も少し身につくとすれ違いは減ります。

でも、

価値観が違う人間同士のことですから、

すれ違いをすべて防ぐことなどできませんね。

個人的に思うのは、

コミュニケーション力を磨く本当の意味は、

すれ違いを防ぐことよりも

「すれ違っても、やりなおせる関係性を作れること」

かなと。

いかがでしょうか?これをお読みいただいているあなたは、

必要以上にすれ違うことを恐れすぎていませんか???

完ぺきには防げないことを、気にしすぎたら疲れますね。

すれちがったら「失敗」なのではなく、

すれちがうのは「当然」ととらえ、。

すれ違ったあとに、やり直せるからこそ、

人間関係に緊張しなくてすむのではないでしょうか。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「失敗しない関係よりも、失敗が許される関係を作ろう。」

相手の反応にびくびくしながらスキルを学んでも、

活かしきることはできませんね。

<お知らせ>

すれ違わないためだけではなく、

すれ違っても許しあえる関係作りに興味がある方は

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