人生の長さと価値

最近、あることを発見しました。

・・・

初めてパソコンを触ったのは、
小学2年生のときでした。

オヤジが半導体の技術屋で
そういうものに関心が高かったこともあり
比較的昔から、パソコンが自宅にありました。

知っている人は知っていると思いますが
NECのPC6001という懐かしいヤツです。

キーボード叩くと、画面が動いたりするのが
面白くて、私も趣味程度にハマっていきました。

あれからもう35年。

いつもパソコンは身近にあったのですが、
35年たってはじめて、最近になって
ある、私にとっては画期的な「発見」をしまして。

それは何かといいますと・・・、
パソコンのディスプレイを縦長にすると便利!
ということであります(写真)。

今まで考えたことがありませんでした。

でも、先日ふとなにげなく自宅にある
デスクトップパソコンのディスプレイを触った時、
首(画面)が90度回るのを発見しまして。

冗談で回してみて、PCの画面設定も
縦長表示しにしてみたら・・・。

すごい見やすいと思ったのであります。

以来、数週間、ディスプレイは
縦長のまま使っております。

何が便利かといいますと、
インターネットのブラウザや、
文章を作るWordなどは、
もともと画面の作りが縦長ですよね!?

そういう縦長のソフトを使うときは

画面も縦長の方が、いっぺんに
たくさんの情報を見ることができます。

もともと、ディスプレイが横長に作られているのは、
人間の視界の広さが横長だからだそうでして。

それはそれで理にかなっています。

ですが画面が横長だと
見えにくい物もあるんですよね。

私がよく使いのはWord、Excel、インターネット
の3つくらいですから、
Excel以外の2つは縦長の方が使いやすいですし、
Excelもほぼ困らず使えております。

縦長の画面を見ながら
これはなかなかいいなと思うと同時に、

「私もこういう人生を送れたらいいかも」

と思いまして・・・。

ディスプレイを人生に例えるなら、
横を人生の長さ、縦を深さと考えると
横長は「長くて浅い人生」、
縦長は「短かくて深い人生」
といったところでしょうか。

縦長のディスプレイを眺めながら、
どっちがいい人生だろうか???
なんて考えるのであります。

そして、あることに気がつきました。

長くて浅い人生も、短くて深い人生も、
縦かける横のかけ算をすると
面積(価値)は同じだなと。

・・・
松下村塾を主宰し、
のちに活躍する高杉晋作や久坂玄瑞など
若い藩士たちを教育した吉田松陰は
『留魂録』の中で、つぎのような
人生観を語っています。

十歳にして死する者は十歳中自ずから四時あり。
二十は自ずから二十の四時あり。
三十は自ずから三十の四時あり。
五十、百は自ずから五十、百の四時あり。
十歳を以て短しとするは?蛄(けいこ)をして
霊椿(れいちん)たらしめんと欲するなり。
百歳を以て長しとするは霊椿をして
蟪蛄たらしめんと欲するなり。
斉しく命に達せずとす。

勝手に意訳するとこんな感じでしょうか。

十歳で死ぬ者には十歳の中にその中に人生の四季がある。
二十歳にはおのずから二十歳の四季が、
三十歳にはおのずから三十歳の四季が、
五十、百歳にもその中に人生の四季がある。
十歳の人生を「短い」というならば、それは
(短命の代名詞)セミを(長命の代名詞)椿のように
変えようとすること無理なことを願うのと同じこと。
逆に、百歳の人生は長すぎるというならば、
椿をセミ蝉に変えようと望むようなもので、
どちらも天寿を全うしたとはいえない。

若いころは、いかに長生きするかが大事
みたいに思っていたところがあります。

少し歳を重ねてからは、
短くても密度の濃い人生が大事
と考えが変わったりもしました。

でも、縦長のディスプレイを見ながら、
どちらも価値はかわらないんだなと、
思えてきたのでした。

「アイツの人生はいい人生だった」

と、周りからも思われ、
そして何より自分でそう思えれば
長くても短くても、どっちもありだなと、
思い始めたのであります。

でも、いま縦長のディスプレイに
惹かれるということは、もしかしたら
潜在意識は、短くて深い人生を
望んでいるのかもしれませんね。

逆にとらえると、
横長のディスプレイに惹かれなら、
長生き志望なのかもしれません(笑)。

・・・勝手な妄想ですが、
こんな風に、身の回りの現象から、
妄想するのは面白いですね。

よかったらぜひ一度、
縦長のディスプレイ、試してみてください。
(※ディスプレイによりできないものがあります)

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