最悪は最高の兆し

「寒いのが大嫌いな私は、2月中旬の最も寒い今の時期が1番好きなです」

・・・矛盾しているように
思われるかもしれませんが、そうでもありません。

人間の悩みは予感から
もたらされることがわかっています。

お化け屋敷が怖いのは
出てきたお化けそのものよりも
その前に出てきそうな予感があるからです。

悩みもそうです。

何か起きるとつらいもののですが
この先悪いことがもっと起きる、
続くと思うと余計につらくなります。

不安が予感に支配されていると同時に、
希望も予感に支配されています。

いいことが起こりそうだと思うけど
今がしんどくてもやる気が
湧いてきますよね。

たとえいまが大変な
状況の中にいたとしても。

「私は寒いのが大嫌いなのに、1番寒い今が1番好き!」

それはもうこれ以上は寒くならないことへの安心感と
これから明るくなり暖かくなるしかないことへの
希望を感じるからであります。

変な言い方になりますが、
希望というのは絶望の最中に
感じるものなのかなと思うのであります。

ただ1つ、人生が気温ようにうまくいかないのは、
人生の季節は春夏秋冬が順番通り来てくれるか
いまひとつわからないことです。

いま現在がいろいろつらい
状況の方もいるでしょう。

そういう方に対して、
未来はきっとよくなるなどと言っても
きっとそんな気分にはなれないでしょう。

でももし今がもし本当に最悪の状況であれば
あとはよくなるしかありません。

人から言われてもそう思えなくても、
自分の中では自分に対して
そう信じて日々を暮らしても
バチは当たらないのではないでしょうか?

そして来年のこの季節になったとき、
今日という日がどんな日だったと記憶されているか?

一年後の今日の方がましになっているはずと想像して、
思い浮かべてみていかがでしょうか?

<お知らせ>

いまの苦しみは未来の希望につながる。

そう信じて、目の前の人の苦しみにも
ちゃんと寄りそって話を聴きたい方のための
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■傾聴の参考になる動画
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→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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