いつもありがとうございます。
きのうは1日に6回風呂に入った、岩松正史です。
今回は、私が講座内で実際に使っている
傾聴のロールプレイの進め方について
数回に分けてご紹介します。
1.はじめるまえに
2.聴き手の課題を決める
3.話すテーマを決める
4.オブザーバーの役割を明確に伝える
5.時間を決める
6.開始
7.終了
8.交代
1.はじめるまえに
今からするロールプレイが
何を目的としたロールプレイなのか
明確に伝えます。
体験講座や傾聴の講座の導入部として、
聴く難しさを体験してもらうのが目的でなければ
「とりあえず聞いてみましょう」
で始めてはいけません。
いまからやるロールプレイの
目的を伝えてください。
例)「(あいづちの仕方の解説をした後)いまからやるあいづちのロールプレイは、話し手の呼吸、トーン、声色を観察しながら、それに合わせるようにあいづちを入れるペーシングをするが目的です。」
何に取り組むかと同時に、
「何をしなくていいか」も
同時に伝える必要があります。
例)「ペーシングが課題ですから、内容が上手く聴きとれないことが起きる可能性がありますが、今回はそれは気にしないでください」
人間の脳は同時に
2つのことに集中できません。
1つの目的を明確にしないと、
ロールプレイの成果があやふやになります。
★ポイント:目的を1つに絞る
2.聴き手の課題を決める
課題は具体的なものでなければいけません。
×寄りそう応答する→具体的に何?
×話し手と共にいる→そのために何をする?
×しっかり相づちを入れる→しっかりの定義は?
聴き手が設定した課題に対して、
外からファシリテーターが見て
判断できる課題か確認しましょう。
★ポイント:あいまいな課題は、あいまいな成果で終わる
3.話すテーマを決める
話し手が話すテーマは
感情を伴うものでなければいけません。
例)
嬉しかったこと、
楽しかったこと、
困っていること、
イヤだったこと、
得したと思ったこと、
気になっていること・・・
ネガティブなテーマは聴き手が未熟だと、
話し手の気持ちが置き去りになったり
傷ついて終わりになってしまうことがあります。
そうならないよう、
ファシリテーターが時には介入して
しっかりフォローしましょう。
テーマを決める際、絶対やってはいけないことは、
「他人になりきり」「作り話」で
ロールプレイをすることです。
生きた感情がでてこないので、
感情の主訴が作りものとなりまったく
気持ちを聴く傾聴の練習になりません。
話し手自身が体験している
リアルなテーマにしてください。
★作られた話題では練習にならない
・・・続きは次回にしましょう。
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9月の大阪傾聴サポーター養成講座は
残り2席です。
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http://bit.ly/2qJDa6f
<<編集後記>>
きのうは・・・というよりも、
今日になるまでスーパー銭湯で
本の執筆をしていました。
風呂の中の方がアイディアが
よくまとまるんですね。
そろそろ発売日が決まりそうなので
気合を入れて書いております。
9月10月は例年協会のイベント目白押しで
大変な繁忙期ではありますが、
全てをうまく終わらせて、
無事に11月を迎えるよう頑張ります。
今日はキャリコン対策講座です。
張り切ってまいりましょう。
今日もいい一日をお過ごしください!
・傾聴1日講座(基礎) /毎月
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