感覚を理解するだけじゃ足りない。さらに感覚で理解し支える

2021/11/14
独り言
岩松正史

感覚を理解するだけじゃ足りない。さらに感覚で理解し支える

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いつもありがとうございます。
けっきょくおせんべいは自分用、岩松正史です。

普段私は傾聴を説明する際に、
相手の感覚「を」理解しましょうといっています。

感覚「を」理解するだけでも結構大変なことです。

でも、感覚「を」理解できるようになったら
その先の世界がまだあるよというのが今回のお話です。

それが感覚「で」理解し、支持するという聴き方です。

例えば、不登校の娘さんがいるお父さんがこんな風にいったとしましょう。

父「いろいろ不安なこともあるんだけれども、最終的に娘が自分の才能活かしながら生きる力を身に付けて、幸せになってくれたらそれでいいかなと思ってます」

これに対して感覚「を」理解する応答はこんな感じになるでしょう。

・聴き手「不安もあるけれど、最終的に娘さんが幸せになってくれれば良いと思ってているのですね」
これでも悪くない、レベル3位の傾聴です。

このレベルまで理解してもらうことすらムズカシイのが現状でしょう。

でも、

聴き手は感覚「を」理解する応答ができるようになったら、
つぎは感覚「で」理解したものをベースに
話し手の思いをしっかりと支持して聴きましょう。

するとこんな感じになるかもしれません。

聴いて「そうなんですね。先が見えない不安もある・・・。でも、娘さんが自分の才能を活かしながら、自分で生きる力を身に付けて、娘が幸せになってくれたらそれでいい！！・・・そう思っていらっしゃるんですよね！！」

あえて文脈をはっきりさせるために「！」を使っていますが、
話し手お思っていることをしっかり受容し共感するだけでなく、
あなたが大切いしたいことは本にそうなのですねと支持（支える）します。

※ニュアンスがとらえにくいと思うのでよかったら音声版も聴いてみてください。

１．感覚「を」理解する
→発せられたい葉から感情「を」理解する
　↓
２．感覚「で」理解し支える
→発せられ言葉からクライエントさんの思いを聴き手自身がひとりの人間として深く共感して感覚「で」感じとって理解し、その感じられた感覚を深い共感を持って「あなた自身は本当にそうなのですね！」とクライアントの思いを支持をする。

会話の中で発せられる主訴というのは
頭で理解し応答すればおしまいというものではありません。

思いを十分に支持されてこそ初めて本当の意味があります。

感覚「を」理解できるようになったら、
感覚で理解し指示をする傾聴に進んでみてください。
＜お知らせ＞

傾聴１日講座、毎月開催中！
https://keicho1day.com/basic-seminor/

＜＜編集後記＞＞

日曜日は飯田橋で傾聴の講座を開催していました。

会場となる飯田橋の事務所には
茶菓子が用意してありまして。

この茶菓子を用意するのが楽しみです。

なぜなら、お客さん用に用意しているこの茶菓子、
一番食べるのは私自身だからです(笑)

ハッピーターン、歌舞伎あげ・・・

今回もたくさんいただき増した(笑)

今日もいい一日をお過ごし下さい！
＜お知らせ＞