必要なときに変わる

家のゴミを出しに行ったときのこと。

ゴミ集積場から帰ろうとしたら、

近所にあるある家から、

人が出てくる気配を感じました。

そして、

少し「緊張」をしました。

なぜ緊張するかといいますと、

その隣人はあまり愛想がよくないのを

知っていたからです。

正直、心の中で、

「面倒くさいなぁ」

と、思いました。

その家の奥さんとは、

比較的普通に挨拶をするものの、

ご主人と、ご主人に似たのか、

20歳前後の子供たち二人も

こちらからあいさつをしても

帰ってくる反応は

お世辞にもいい態度とはいえません。

(そういう隣人いませんか?)

それを知っていたので

あの家から人が出てくると

4分の3の確率で面倒なので緊張したのです。

そして

予想通りやはり、

その家から人が出てきました。

私がその家の前を横切るか

横切らないかくらいのタイミングです。

一瞬目をそらしながらも

意を決してそちらを向いて

挨拶をしようとした瞬間、

向こうから声をかけられました。

「おはようございます!」

・・・元気な声。

「奥さんかな?」

と思って目をやると、

そこにはリクルートスーツに

身を包んだ若い女性が

軽く会釈をしながら立っていました。

明らかに奥さんではありませんでした。

あまり愛想が良くなかった

娘さんが就活する年頃になったのでしょうか?

私もじっくりと見たことがないのですが、

おそらく娘さんで間違いないようです。

だとすると

リクルートスーツがあの元気な

挨拶をさせたのでしょうか?

以前ではちょっと考えられない対応に

戸惑うと同時に、

どこかちょっと安心したのでありました。

何に安心したかといいますと

「人は、必要に応じて自分から変わる」

ことが確認できた気がしたからであります。

・・・

わが家の子供たちも、まぁ・・・

まだまだ言動のすべてが子供なわけです。

そんな様子を見ているとつい、

将来を心配する親としては

「このまま大人になって大丈夫なのかな?」

としばしば思うこともあります。

でも、もしあの不愛想だった娘さんが

本当にあんな元気な挨拶をするのように

変わったのだとしたら、

人間というのは自分の必要に応じて

いつでも変われるに違いないと

確信させてもらえたわけです。

ギャップが大きいから

なおさらそう感じました(笑)。

子供は親が変わって欲しい

タイミングで変わるのではなく、

子供が自分で変わりたいタイミングで変わる・・・。

そしてそれは実はわが子だけではなく、

きっと私自身も、若いころは

リクルートスーツを着る前の

その娘さんと同じかそれ以上に

無礼だったに違いないと思うのと同時に

40歳をすぎて内心まだまだ自分では

子供だなと思いつつも

きっと私自身も必要に応じて

変わってきて結果いまがあるのだと

いまこうして無事に生きている

自分自身にちょっと安心したのでありました。

・・・

あなたが変わったタイミングはいつですか?

そしてあなた自身は自分が変わったことに

自分で気がづいているでしょうか?

自分で気が付かないと、

成長を感じることは難しいですね。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「自分の変化を認められない人は、他人の変化も認められない」

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