高校生のとき、3年間、
西友(スーパーマーケット)でアルバイトをしていました。
鮮魚、精肉、日配品・・・。
いろいろな売り場を経験しましたが、
中でも一番好きだったのが、
「惣菜」売り場でのお弁当作りです。
空(カラ)の容器をたくさん並べて、
そこに一つずつ具材やご飯を入れていき、
だんだんと容器を埋めていく作業が、
まるでプラモデルを作っているかのようで、大好きでした。
しかも、
同じ種類の弁当を作っていても、
具材の大きさや形はさまざまなので、
同じように見えて、2つとして同じ弁当は存在しません。
綺麗に収まって見える美しい弁当と、
そうでない弁当に分かれるわけです。
納得いく弁当ができたときは、
まるでわが子のように思えて、
売り場に並べてから、
ずっとその弁当が売れるまで眺めていたりしたものです。
昔から私は、弁当作りが好きでした。
その流れは、新卒でのコンビニ就職につながり、
いまも子供の弁当作りにつながっています。
・・・
私なりに、弁当に具を詰めるときのコツがありまして。
それは、
「できるだけ大きな具から先に入れる」
ことです。
白米は、別の場所に入るのであとでも先でもよいのですが、
おかずは、大きなものから先に入れます。
すると、
「残りの空間」がわかり、
あとどれくらい「小さな具」が入りそうか、
全体像がイメージで見えてきます。
(もちろん作り始める前にもイメージをしますが)
「大きなものが片付くと、あとどれだけ、小さなものが片づけられそうか見えてくる。」
この感覚は、仕事や勉強を片づけるのに
似ているなと思うのであります。
・・・
仕事を片づけるのが苦手な人というのは、
大きいものと小さいものの優先順位が見えていなかったり
片づけやすそうに見える、
小さいものから先に片づけようとします。
すると、
手を付けた「数」は増えても、
処理しなければいけない全体の「ボリウム(量)」は
全然減っていなかったりするわけです。
大きい課題が完結、あるいは進捗すると、
脳は安心します。
そして、
全体像が見え、終わりが見えると不安はなくなります。
部屋の「片づけ」などにも通じますね。
部屋は一番目立つところから綺麗になると、
モチベージョンが上がります。
(片付けが苦手な人は、見えない小さな引き出しの中から片づけはじめたりします)
仕事も勉強も
1.全体の「数」と「ボリウム」の両方を必ず確認してから手を付け始める。
2.小さいものから始めてもよいが、それは、多きものに手を付けるための練習。手順になれたら、できるだけ早く大きいものに手を付け始める。
3.大きいものに圧倒されそうになったら、ステップごとに細分化して、その中で、手を付けやすいものから始める。(小さいものに逃げない)
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「大きいものから片づけよう」
自分の分でも、家族の分でもいいので、
弁当作りしてみてはいかがでしょうか???
面白いですよ。
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