用事があり渋谷に行ったら
「Excuse me」
久しぶりに道を尋ねられた。
かけられた言葉は英語だったが、
イントネーションから韓国の方だと察し、
韓国語で確認したら、やはりそうだった。
渋谷の駅前なのに、原宿に行きたいという。
「山手線に乗って、電車に乗って行ったら?」
とすすめたら、
「そういうことではない」と言いたそうだ。
歩いて原宿駅方面に行きたい模様。
歩きの行き方も、韓国語で説明できる。
もう10年ほど、韓国語で会話していなかったのに、
戸惑うことなくさっと話せる自分にちょっと感動した。
でも、私が話せば話すほど、
会話がどんどんすれ違っていった。
なぜなら、
私は、話すことはそこそこできても
語彙力がなくて聞き取りが
ほとんどできないのだ。
生半可話す方がそれっぽく韓国語ができてしまうため、
こちらが話せば話すほど、
あちらは私を「韓国語ができるヤツ」と勘違いして、
韓国人と話すかのごとく
話しかたがレベルアップしてくる。
(容姿もときどき、韓国の方に似ているといわれるし)
話せば話すほど、私はどんどんわからなくなっていく・・・。
たくさん説明をした結果、
結局、どの方向に向かえば
原宿に行けるかという非常に単純なことだけを伝えて、
最後は「チャルガセヨ(お気をつけて!)」と、
普通の韓国好きな日本人というだけでは、
あまり出てこない、お別れの言葉を伝えて別れた。
・・・
自分が知っていることを話すだけなら楽だ。
でも、
相手がなにを求めているのか
わからないまま話していては、
会話にはならない。
満足度も低くなると痛感した。
でも、このようなすれ違いはきっと、
同じ日本語を使うもの同士でも
きっと起きているはず。
言葉が同じでも、ちゃんと
相手の要求を聞きとってから
答えなければ、やはり質の高い会話いはならない。
たくさん言ってあげれば、
それで親切というものではない。
【この言葉を使う自分に言ってみよう!】
「話すだけでは会話にならない。聞かないと」
うまく対応はできなかったような気がしますが、
道を聞いても大丈夫そうな風貌に見えたことだけは
ちょっと自分に安心しました(笑)。
さて、今日も能面ビー玉のような
強面になっていないか確認して出かけましょうか。
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