意味と価値を認めるのに理由はいらない

出張先の大阪で夜、

堺筋本町から天満橋方面に

人影もまばらな、細い裏路地を歩いていた。

すると

向かい側から人が歩いてくるのが見えた。

パッと見、シルエットだけでは、

男性なのか女性なのかもわからない。

また、

人間だとは思うのだけれど、どこか

歩き方が不自然のような気がした。

だんだん近づいてくる人影を注目しながら見た。

50メートルくらいの位置まで近づいたときに、

その影が女性であることが分かった。

しかもも両手に「大きな何か」を持っていた。

150センチちょっとのその人が、

持っている「大きな何か」は、

高さが120cmほどあり、

幅は7、80cm。

でも、厚さは、2cmほどしかない

薄っぺらい物体だった。

その大きな物体を、小さな体で斜めに抱え、

持ちにくいのか、ときどき

左右抱えなおしながら歩いていた。

その姿が、遠くから見ると

不自然な歩き方に見えたのだと分かった。

「何を持っているのか?」

触れ違いざまに、大事そうに抱えている物体に目をやると、

それがなんであるか、

よく「わからなかった」。

黒く塗られた大きな板が、

まるで王様の冠を正面から見たかのように

山なりに、複雑にカットされていた。

板にはいくつもの、不規則な形の大きな穴があり、

その穴の一つ一つはには、

まるでステンドグラスのように、

透明な薄い板(フィルム?)が張られている。

その奇妙な物体は、どうみても、

40余年の人生では、見たことがなく、

日用生活で使うようなものではなかった。

「それは、いったい何ですか?」

訊きたい欲求が込みあげてきた。

でも、さすがに夜の道で、見知らぬ人に、

自分の好奇心を満たすだけの質問をする勇気はなかった。

・・・というか、

それをしない常識が、自分にはあった。

相変わらず大事そうにその物体を抱えながら、

だんだん遠ざかっていくその人の

うしろ姿を見ながら、こう思った。

「とにかく、あの人にとって、あの物体はとても大切なものなんだ」

物体が何であることよりも、

その人にとって、大事であることだけ分ければ、

それで十分と納得し、振り返るのをやめて、

前に向かって歩き始めた。

・・・

人の脳は、今目の前で見えているものに意識を奪われやすり。

でも、本当に大事な価値はは、

見えていることよりも、

見えていない部分にあるのではないでしょうか。

見えていることを知りたいのは

ただのこちらの好奇心。

見えていないものを知るのは、受容。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「相手の気持ちをわかりたいなら、見えないものの方に注目しよう」

<お知らせ>

見えないものは頭で考えてもわかりません。

心で感じるものです。

考え方はわかっても、感じ方はよくわからない人には、

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