「変える」喜び、「変わる」喜び

ここ数年、傾聴の講座を受けてくださった方が

ものすごく変わった姿を、

目の当たりにすることがたたあります。

正直言いまして、数年前までは、

講座にお越しいただいた方は一期一会。

そのとき限りで、

それ以降お目にかからないことが多かったです。

ところが最近は、

傾聴の講座に再受講に

来てくださる方が増えました。

一度でなく、何度も来てくださるので、

変化を直接知ることができるようになったのです。

講座後、感謝の手紙やメールを

いただけることもうれしいです。

でも何度もお目にかかれて、

しかも、その方が良い方向に

変わっている姿が見られるなんて

本当に最高であります。

昨日の傾聴一日講座にも、

何回も再受講してくださっている方が来てくださいまして。

ロールプレイの様子などを見ていても、

「この変化はすごいな」

と。

スキルの上達ぶりに驚きますが、

スキルの上達以上にうれしいのは、

その人の「気持ち」が変わっているのがわかるのです。

不安や自信のなさが、

自信がついたり、安心したり。

表情や口調から

本心で、良くなったと感じている

のがすごく伝わってくる方がいます。

変わった姿を見られることに、

この上ない喜びを感じています。

でも、

その人を「変えよう」としたか

というとそんなことはありません。

私がしていたことは、

自分が知っている傾聴を出来るだけ

わかりやすく伝わるように、努力していただけです。

変えようとするのではなく、

変わるのを願いつつ、

自分の役割に徹しているつもりです。

「変わった姿を見る」

のは好きですが、

「変えたい」

とは思いません。

もし私が、相手を変えようとしていたら・・・たぶん

逆に、こんなにも嬉しさを共有できなかったと思います。

その人の変化には、手が届かないからこそ、

変わった時に一緒に喜べる。

そんな、醍醐味があるような気がします。

それに、もし私が積極的に

変えようとしていたら、

相手の方は逆に、心の扉を閉ざし、

変わらなかったのではないかとさえ思います。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「変えようとしないからこそ変わる」

そんな現実を楽しんでおります。

人は、自分が変わるために必要なことを

無意識のうちに自ら見つけ取り込んでいるんでしょうね。

いかがでしょうか?

これをお読みいただいているあなたは

誰かを「変えて」喜びたいですか?

それとも「変わった」ことを

共に喜びたいですか?

同じように見えて、

まったく別のことであります。

 

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