気持ちがわかるとはスポットライトの当て方を変えること

いつもありがとうございます。

朝マックに行くと必ずハッシュドポテトを2つ頼む、岩松正史です。

小学5年生の時にスキーに行って
左足を骨折したことがあります。

年末帰省したとき、
母とその話になりまして。

母はとても申し訳ないことをしたと
反省していると言っていました。

でも、その話を聞いてちょっと
微妙な気持ちになりまして・・・。

骨折の原因は、転倒した時に、
本来はずれるはずのブーツと板をつなぐ
ロックがはずれなかったことでした。

母は、そろそろ板を買い替えなければ
いけないと思っていたのに
一回ぐらいいいだろうと思って
古い板を履かせてしまったことを反省していました。

でも、私が気にしていたのは
そこではなかったのです。

「そもそもスキーに連れて行ったこと」

を気にしてもらえた方が嬉しいなと
思ったのでした。

その日は、天気悪い大雪の日でした。

私は寒いのがめっぽう嫌いで、
行きたくないと断ったのです。

でも母は友人に連れていくと約束をしてあるので
どうしても行くように言われて
しぶしぶ行ったのでした。

スキー場についたら1メートル先が
ギリギリ見えない位の大吹雪でした。

滑りながら
「なんでこんな日に滑らなきゃいけないんだ!」
と文句を言いながら滑っていました。

そして、結果的に骨折したものですから、
板の故障よりも何度も抵抗したのに、
半ば無理やり連れていかれたこと。

そのことを反省して欲しいと思ったのでした。

でも母はそこは気にしていない
・・・というか、覚えていませんでした(苦笑)。

こんな風に、お互いが気にしている
ポイントがずれていることってありますよね。

同じ現場を経験したからといって
相手の気持ちはわからないのです。

・母は板について
・私は連れて行かれたことについて

気にしていました。

いつでも人は自分が気にしたいところを
自由に気にしているだけというわけです。

つまり、同じ現場を経験してもその場面の中の
どこにスポットライトを当てているかが違うので
感じることが違ってきます。

相手の気持ちは同じ経験をしても
わからないんですね。

たまたま似ていることもあれば、
全然違うこともあります。

その人が何にスポットライトを当てているか?
をわかることが、
「相手の気持ちがわかる」
ということです。

その時、経験や似た経験があると
自分の経験とつい照らし合わせてしまうので
むしろ危険です。

ポイントは、

「これは私が勝手に感じていることなんだ」

という風に、自分と相手をしっかり分けること。

するとスポットライトを当てる部分が
相手基準に変わり、相手の気持ちが
リアルに分かるようになってきます。

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