ある平日の夕方、

いつもより少し早い時間に仕事が終わるとわかり

私は悩んでいました。

「スーパー銭湯に行こうか？それとも、家に帰ろうか？」

帰りの電車に揺られながら悶々と悩んだ結果、

いまは急いで癒さなくても大丈夫という結論に至り、

家に帰ることにしました。

帰宅すると、玄関をあけたとたんに、

4歳の息子がやってきて私を「ムギュ」として

「おかえりぃ♪」とハグしてくれました。

風呂に入っても気持ちよかったかもそれなかったけれど、

息子に「ムギュ」っとしてもらえるほうが、

100倍幸せなのだから、

本当に帰ってきてよかったと思いました。

今回は帰ってきて大正解でした。

でも、毎回こうであるなら迷わず帰宅の道を選ぶはずの私ですが、

次回も必ず帰宅する身を選ぶかといわれたら、

ちょっと悩んでしまいます。

なぜなら過去には帰宅したら部屋は散らかってぐちゃぐちゃ。

その中で兄弟げんか中・・・なんて小地獄も

体験したことがあるからです。

今回はたまたま帰宅という選択がうまくハマったし、

もし別の道（スーパー銭湯）にいっても、

それはそれで安らかな時間を過ごせたでしょう。

今回はたぶんどちらも「正解」だっただろうと思います。

でも人生、どっちでも正解なこともあるのなら、

どっちを選んでも結局ダメということもあるはずですね。

・・・

「後悔」という感情はどこから来るのかと考えてみると、

「選択ミスをしたという認知」

からくるのではないでしょうか。

つまり

「別の選択肢があったはず」

と思うから後悔をするのであって、

「これしか道はなかった」

と思えば、それはそれで悲しい結果であっても

「後悔」はしませんね。

でも冷静に考えてみると、

・その選択肢は本当にあったのでしょうか？

・仮にあったとして、別の選択をしたら本当によくなったのでしょうか？

・そして現実問題として、その時点で、別の選択肢を選ぶことは本当に可能だったのか？

そんな疑問もわいてくるわけです。

AがいいかBがいいか真剣に悩む

初めから結果がわかっているならだれも悩まないし、

結果を見てから選ぶことができない状況だから悩むのでしょう。

「やってみなければわからない」

わけです。

たまたま選んだ道が最悪だったからといって

別の道はさらに最悪ということもあり得ます。

結果が出てから後悔するのは簡単ですし、

でも後悔からは何も生まれません。

（してしまいますけれどもね）

Aか？Bか？

どっちがよかったか？

悩んだ時の答えは簡単です。

いい時もあれば、悪い時もある。

悪い時もあれば、いい時もある。

いいと思ったら、もっといいこともある。

悪いと思ったら、もっと悪いこともある。

どうせ考えてもわからないことについて、

どうせどちらか選ばなければいけないのだから、

選んでしまったあとは、

「ほかに選択肢はなかった」

以上、○（丸）でおしまいということにするのがいいでしょう。

でも失敗した自分を責めてくる

悪魔くんが出てくることもあるかもしれません。

その対処法も簡単です。

「ほかに選択肢はなかった。ほかに選択肢はなかった。ほかに選択肢はなかった。」

自分を責めないように努力するのではなく、

自分を支える言葉を悪魔くんが黙るまで延々とくり返すことです。

「それをやったら本当に後悔がなくなるか？」

「何回くり返したらなくなるか？」

そんなことはわかりません。

でも、ほかによい選択肢がないなら

うまくいくかどうかなど考えずに、

いま手元にあるものを選ぶしかありません。

これもまた選択です。

後悔というのは、

考えてもわからないことについて、

考え続けるという無限ループですね。

そして、

後悔を減らしたり感じなくなるためにもう一つできること。

それは、

後悔していることとはまったく関係ない、

別の「いいこと」を見つけ、

具体的に行動を始めることです。

後悔の場所に立ち止まる人は

新しい行動が止まってしまうことが多いように見えます。

【この言葉を自分に言ってみよう！】

「本当にあの時点で別の道を選ぶことなの可能だったのだろうか？？？」

行動しないから後悔する時間がある・・・。

後悔する時間があるからそこにとどまり考える・・・。

考えても答えがないからさらにハマる・・・。

こういうループにはまらないように

自分を救ってあげたいですね。

＜お知らせ＞

自分の見つめ方を知り、
他人との関わり方を知る。
人間関係の基本原則を学びはじめたい方は、
傾聴サポーター養成講座にお越し下さい。

全12コマ受講で認定資格取得可能です。
　↓
http://goo.gl/zfIJKm