叱る人と怒る人の違い(よいメンターと悪いメンター)

叱ってくれる人

以前、仕事の進め方について

ある方に相談をしたらえらく叱られまして。

「それは相手ではなくお前が悪い」

と。

その時、思ったのは

この年になって本気で叱られることもないので、

ちょっと驚いたと同時に正直、

「ありがたい」

と、感じたのでした。

メンターという言葉ありますね。

この言葉を聞くとなぜがいつも頭の中に

リップクリームがが浮かんできてしまうのですが、

・・・それはともかく(笑)

仕事上のよき指導者、相談相手をメンターと呼ぶようです。

べつに仕事に限らなくてもいいと思うのですが、

よき相談相手のことです。

よき相談相手というといままでは、

対等な立場で優しく包み込んでくれるような

人をイメージしていたのですが、

その件があって以来から、

「厳しい人のほうがいいのではないか」

と、考え方が変わりました。

「叱られたい」というと何か変な趣味

があるように思われそうですが(笑)、

大人になるとお互い認め合うようになってきて、

他人のやっていることにいちいち

口出ししなくなってきますね。

もしかしたら、

他人のことにかまっている暇や自身がない

というのもあるのかもしれません。

人を叱るというのはエネルギーがいりますから、

大変なことであります。

「叱る」と似た言葉で「怒る」がありますが、

この違いを含めてよいメンターとは

どんな存在だろうかと私なりに考えてみました。

1.本気で聞いてくれる人

2.やっていることが間違っていれば、やり方だけでなく精神的なあり方まで厳しく指摘しれくれる人

3.何をどうすればいいか、精神論ではなく具体的な方法を示せる人

4.叱っているときに怒っていない人

5.厳しいように見えて、心の動きをしっかり管理できる人

メンター制度を導入している企業もあるようですが、

これを見てみると上司、先輩だからといって

よいメンターには決してなれないことがわかりますね。

すべて大事なポイントに見えますが、

4番目の「叱っているときに怒っていない人」というのは

よいメンターの絶対条件のような気がします。

これは親でも先生でも同じですね。

怒るということは、

自分の思い通りになっていない現状に

腹を立てているということです。

自分の感情が管理できていない人から

何か言われるのは心地よい気はしませんね。

その私を叱ってくれた人を思い返してみても、

本気で叱っているときでも、

心の中では波立っていないのがみていてわかりました。

「本気で叱っているけれど、怒ってはいないよな」

と思うと、自分を振り返る気分にもなったのでありました。

そういうメンターに出会えたらいいとは思いますが、

逆に自分がメンターになれるかといえば、

修行が足りないとしか言えませんが(苦笑)

怒るのではなく、

あなたを本気で叱ってくれる人はいますか?

逆に叱っているつもりが、

怒っていないでしょうか?

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