悩みが深くなると判断が鈍ります。
思いつめた状態のときは冷静に判断ができなくなります。
身体的に疲れているときも同様です。
そんな方が通常の休暇がとれればよいのですが、
会社に行けば業務多忙でとてもとれないという人もいます。
そんな方には、本当に体を壊してしまう前に休職をお勧めします。
でも、多くの方は嫌がったりします。
「休職は恥ずかしい」
「迷惑かけた後復帰なんてどんな顔をして職場に戻れば良いのか?」
「体調崩して休むなんて負けだ。」
「社会人失格だ」
という考えがあるからです。
「休職するくらいならやめてしまった方が気が楽」
という人もいます。
これはきっと頑張ることはいいことだという
戦後の日本から生まれた負の道徳観ですね。
休職を受け入れにくいという気持ちもわからなくはありませんが、
現状の十分な労働意欲も判断能力のないなかで頑張っても
よい結果は得にくいでしょう。
働くことも、将来どうするかを考えることも、
現状の渦中にいながれで鈍ります。
そういう時にはいったん環境を変える先延ばしが必要です。
休むとしばらく社会から取り残された
疎外感を感じるかもしれません。
でも完全に職を失った状態よりはましです。
悩みの原因からいったん距離をとることにより、
体力も判断力も直接的な原因に起因数ものは回復していきます。
休職前と求職後、
悩みの種類が変わるだけではありますが、
いままで足を引っ張っていた様々な症状の形が変わることで、
その部分については冷静に見ることができるようになるでしょう。
エネルギーが低いときは、
復帰なんて恥ずかしいと思っていた人も、
休職中の自分を見て働かない現状よりは、
復帰したときのいっときの恥じのほうがましと思えるかもしれません。
あるいは、疲れすぎた中で勢いで判断するのでなく、
冷静に見直してからやはり退職したほうがよいと
自分の意思で決断できるかもしれません。
休職していればつづける決心も辞める決心も両方ともつかなくても、
また戻るか?新しい人生を歩くか?
まだ考える時間があります。
辞めるのは休職してからでもやめられるのですから。
悩みが深くなるとどうしてもいますぐ
白黒はっきりさせないといけない気分になりますが、
「いまの自分は正しい判断はできない」
ということを知っておくことは大切です。
いまの仕事を辞めようか悩んでいる人には、
いきなり退職より休職することをお勧めします。
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