私の実家と妻の実家は比較的近いため
お正月は両方の実家に帰省していました。
今年は義理の兄のところに子どもが生まれたので、
合計10人のけっこうな大所帯で賑やかでありました。
親戚が増えるというのはうれしいことですね。
子どもたちにとって
お正月の一番の楽しみといえば
なんといっても
「お年玉」
でしょう。
わたしも子供のころ、
すべての袋からお札をとりだして並べ、
今年の総額を数え終わったときの
興奮をよく覚えています。
時代は変わってもお年玉への夢(?)は
いつの時代も変わりませんね(笑)
久しぶりに会った6歳になる姪っ子に
お年玉をわたした時のことです。
お年玉を受けとるや否や
「なんでお年玉は、お年玉っていうの?」
と聞かれまして・・・。
その場にわたしを含めて
6人の大人がいたにもかかわらず、
誰もその質問にちゃんと答えられませんでした(苦笑)。
(みなさんはお年玉の由来ご存知でしょうか?)
そうなると気になるたちでして、
あとでネットで調べてみたら、
お年玉はもともとは神様(御年神)に
お供えしていた鏡餅をおさがりで
子供たちにわけあたけたことから
はじまったということがわかりました。
お金ではなく鏡餅のことだったんですね。
むかしはお持ちはごちそうだったでしょうから
なるほどと納得した次第であります。
自分が子供のころは
お金さえ手に入ればよかったので
お年玉の言葉の意味なんて
考えたこともなかったのが
バレバレで恥ずかしかったですね(笑)。
お年玉以外にも普段
あたり前に使っている言葉なのに、
意味がよく分かっていない言葉
はないでしょうか?
たとえば心理カウンセラーであれば
「傾聴が大事」
と誰しも口をそろえて言いますが、
「じゃあ、傾聴って何?」
と姪っ子のように質問すると
意外と口ごもって
ちゃんと答えられなかったりするわけです。
「その言葉を知っていること」と
「言葉の意味をちゃんと理解していること」
はまったく別のこと
なんですよね。
たとえば、
「腹が立つ」
と、いう言葉は誰でも知っている言葉ですが、
その腹が立つといった人が
今どういう意味を込めてその言葉を使ったのかは
ちゃんと話を聞いてみないと
わからなかったりしますし。
聴いたことある言葉ほど、
自分のフィルターで理解してしまい
わかったつもりになって
本当の意味を聞き逃してしまったりします。
言葉は知っているかどうかが
重要なのではなくて、
目の前の人にいる人がどういう意味で
その言葉を使ったのか?
その言葉に込められた意味を
ちゃんと理解することが大切ですよね。
姪っ子にお年玉をあげたおかげで、
「お年玉=お金」
と、いう思い込みが取ることもできましたし、
言葉の意味を理解するという
傾聴の基本を改めて教えてもらった
気がしたお正月でありました。
6歳の姪っ子から学びというお年玉を
もらった気分であります。
これをお読みのあなたは
意味が分からずにあたり前に使っている。
そんな言葉はないでしょうか?
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