~イメージしながら聞くのはありか?なしか?~ 著書「聴く力の強化書」原文より抜粋

本書内の「事柄と気持ち」の中で、イメージして見えるのが事柄で見えないで感じるのが気持ちだと言いました。
基本的にはそのように理解していただければいいでしょう。
特に初心者の方は例外を聞いてしまうと混乱すると思うので「事柄=イメージで見える」「気持ち=イメージが見えない」で問題ありません。
でもこの章の中の「共感できない話はどう聴くか?」でご紹介したように、私自身は「イメージを見ながら感じようとする」ことがあります。
そこでも触れたように、これは聴き方として正しいのかどうかわかりません。
また常にイメージしながら聴くという人もいると思います。
あるカウンセラーの先生曰く「まるで映画のワンシーンを見るかのようにリアルに想像して聴くのです」と言われたことがあります。
私はそれはしませんがそのようにイメージして聴く聴き方もあるのでしょう。
イメージが見えても見えなくてもどちらでもいいと思うのですが、大切なのは「同感と共感」をしっかり分けることです。
あるいは自分が想像(妄想?)して見えたイメージを相手の真実であるかのように決めつけないことです。
もう一つ言うならば、自分の見えたイメージを先に相手に「こんな感じですか?」と伝えて同意を求めるのも押し付けになるので違います。
あくまで相手をわかろうとする一つの手段としてイメージは使うものであり、それはすべて「だろう」という推測でしかない自覚が必要です。
逆に言えば、推測である認識がちゃんとありながら決めつけや誘導にならない範囲でイメージを見ることはいつでもあってもいいような気がします。
自分の感情か相手の感情か?
事柄か?気持ちか?
自分の中でちゃんと分けられているかどうかがポイントです。

※原文からの抜粋なので、書籍とは内容が異なります。

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