以前、あるを本見ていたら面白いことを発見しました。
人間には、他人から何か物をもらったり、してもらうとして返さないといけないと思う心理があるというのです。
例として、
期待されていない場面で、親切にコーラの差し入れをしたあと、パーティーのチケットを買って欲しいと頼むと、差し入れをせずチケットの購入をお願いするよりもチケットを買ってもらえる確率が飛躍的にあがる事がわかったのだそうです。
何かもらうと、断りにくくなるというのはわかる気がしますね。
そこでふと思い出したので以前支援していた引きこもりの子供たちです。
親からでも支援者からでも、とにかく誰かにお世話になるのが苦手な子が多かったのでした。
お世話になっていてはいけないと思い、なんでも一人で頑張ろうとしていました。
でも社会的な常識もスキルも未熟なので当然途中で挫折してしまいます。
外から見ていると、なんでできない事を認めて受け入れて、手伝ってくれる人のお世話にならないのかなと不思議に思っていましたが、その理由がこれでわかりました。
してもらったらそれ以上に返さないといけないと感じていたのでしょう。
仮に一度恩を受けてしまうと、それを返す自信がないので、あげるものがないし、自分を保つので精いっぱいだからあげたくもないと思うから、もらう事もできないというわけです。
ただほど高きものはないと言いますがたしかに高い買い物をさせられないためには、安すぎるものを受け取らないほうがいいときもあるかもしれません。
もらわないから成長しない。
成長しないから返せない。
返せないからもらわない。
こんな悪循環になってしまっているのではないでしょうか。
親切をうけとるのも能力ですね。
追伸
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