また朝掃除の話題になります。
玄関掃除のあと、洗面所に向かう途中の階段もぞうきんで水ぶきしています。
ぜんぶで13段あるのですが拭くのは
したから3段だけ
です。
これにはわけがあります。
脳にとっては中途半端というは
とても気持ちが悪いじょうたいです。
欠けたリンゴという話をご存じでしょうか?
りんごに一カ所でもかじられて
欠けている部分があると、
たとえ欠けているのが全体の
1%だけであったとしても、
人間の脳は、
「このリンゴは不完全で食べられないリンゴ」
と判断するのだそうです。
人間の脳は「あるもの」より
「足りないもの」を探すのが得意で
とても気になります。
これをりんごではなく、
世の中に置きかえて考えてみましょう。
世間は自分が思う通りに
すべてが進むということはありません。
欠けている中途半端な状態を受け入れられない人は、
10のうち1だけでもやってみればいいのに、
1では価値がないからといって一つもやらない選択をします。
すると当然、一つも前に進みません。
中途半端を受け入れて、
少しでもいいからやっみると、
一歩踏み出した世界から次の一歩が
見えてくるということはよくあります。
13段ある階段の3段(ときどき4段)で止めておくことは、
欠けていることに慣れると同時に、
中途半端でも価値があることを見いだすための
脳のトレーニングになります。
・・・
一方、玄関は完璧にすべてを拭きます。
これは完全に仕上げることで、
完成する喜びを知るのに役立ちます。
「完成させる喜び」と「中途半端でも喜べる」こと。
この両方の感覚がもてると人生は前に進みやすいと思うのです。
だから階段は3段だけ拭くのがちょうどいいのです。
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