オープンクエスチョンがいいか?クローズとクエスチョンがいいか?

いつもありがとうございます。

同じ講座の参加者の方から

私の印象について感想分をもらったら

「気さくに話せる人」と「話しかけにくい人」という

2つの感想をもらい、きっと自分は二重人格だと確信した、岩松正史です。

“そもそも、世の中にはいいもの、悪いものというのは存在しない”

朝、少し急いでいた。

小6の娘はすでに「何か」食べ終わっていた。

でも、保育園に行く息子に、

朝食を食べさせないといけない。

起きたばかりの息子に、

食べる希望の質問をした。

「チョコの輪と、いちごの輪があるけれど、どっちがいい?」

息子は答えた。

「チョコの輪」。

つづいて、

「コーンスープと、わかめスープがあるけど、どっちがいい?」

息子は答えた。

「コーンスープ」。

チョコの輪とコーンスープを

準備して、息子はそれを食べ始めた。

何の疑いも、不満もなく

食べ終えた息子とともに、

私は、保育園に出かけて行った。

・・・

でも実は、息子に

伝えていないことがあった。

実は、

チョコの輪、イチゴの輪以外に、

「チョコフレーク」もあったのだ。

でも、

そのことは、言わなかった。

コーンスープとわかめスープ以外に、

「コンソメスープとお吸い物」もあった。

でも、

そのことも、言わなかった。

私は希望通り早くいくことができ、

息子は自分で選んだものを

美味しく食べて出かけた。

事実をすべて伝えなかったことは

果たして罪だろうか???

・・・

「2つの中のどちらにしますか?」

のような質問の仕方を

「クローズド・クエスチョン」

(閉じた質問)

という。

人間の脳は、3つ以上の選択肢があると、

迷うようにできているから、

2ないし3つに選択肢を

絞った方が、脳は

スムーズに選択しやすくなる。

その原理を使った質問法。

でも、

この質問法には、問題もある。

あまり限定すぎてされてしまうと、

自由な意思表明が出来なくなったり。

選びたくない物や想定外のものを

2つ並べられても迷惑だったり。

要するに、

クローズドクエスチョンは、

相手を自分の思うとおりに

誘導したいときに、役に立つ手法。

・・・

そういわれると聞こえが悪いですけれども、

もちろん、

相手のニーズにあった2つの

選択肢を並べられれば、

相手も満足するし、

自分の必要も満たすことが出来る。

WIN-WINの関係にもなる。

クローズドクエスチョンだから、

必ず不満というわけでもない。

だから、

(たぶん)

息子はほぼ不満はない。

(チョコフレーク、コンソメスープ、お吸い物という選択債もあったという事実にさえ気づかなければ)

「早く物事を進める」

という必要を満たすために、

クローズドクエスチョンは

とても使える。

でも、

傾聴しているとき。

寄り添そったり、

相手をそのまま理解したいときには

私は、クローズドクエスチョンは使わない。

人の気持ちは2者択一では

言いにくいものがある。

「好きのような・・・、キライのような・・・」

「好きな面もあるし・・・、キライな面もあるし・・・」

「好きな時もあるし・・・、キライな時もあるし・・・、どうでもいいときもあるし・・・」

人の気持ちは量も質もさまざま。

相手の気持ちをわかりたいなら、

100万通りある気持ちに

優劣をつけても意味がない。

たくさんある気持は、

たくさんあるまま受け止められてこそ意味がある。

だから、

クローズドクエスチョンより圧倒的に

オープンクエスチョン

(開いた質問)

を使う。

「開いた質問がいいか?閉じた質問がいいか?」

そんな議論に意味はない。

いいか悪いかは、

「質問する人の目的」

により変わるだけだから。

その人のありのままを

そのまま受け止める傾聴をしたいなら

その願いを叶えるためには、

クローズドクエスチョンは

ほぼ使う必要がない。

聴き手は、自分の為に

オープンクエスチョンを使えばいい。

でも、

オープンとクローズドクエスチョン。

どちらも使い分けできるほどの

力量がない人ほど

「どちらがいいですか?」

と良し悪しを

知りたがったりするから面白い。

あるいは、

「クローズド(オープン)な聴き方はダメですよ」

とダメだししたりする。

自由に使い分けできる人は、

いいも悪いも訊かないし、言わない。

一番お勧めなのは、

両方とも自信をもって

使いこなせるようになってしまえば

自由になることができる。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「開くも閉じるも自由自在がいい」

私は傾聴することも、

しないことも自由に選べる自分のことを

とても気に入っています。

これそこが無条件の愛だと・・・。

<お知らせ>

・話を聴くときは、黙っていないといけない。

・言いたいことを我慢するのが傾聴だ。

・大げさにうなずき、あいづちして見せよう

そんな窮屈な聴き方に飽きたら

傾聴1日講座®にお越しください。

楽に聴けるようになります。
 ↓
http://bit.ly/2qvtDuo

 



logo1

■ 無料メール講座

傾聴のつぼ入門編
記憶のつぼ入門編

■ 傾聴

傾聴1日講座(基礎) /毎月開催中
認定傾聴サポーター養成講座 /毎月開催中

■ 記憶法

初心者のための記憶術
キャリコン筆記対策講座

■ キャリアコンサルタント/カウンセラー試験関連

キャリコン筆記対策講座
面接試験対策講座

■ 著書

聴く力の強化書 /3刷 自由国民社

■ メルマガ

メルマガ「毎日2分!傾聴三昧」

PAGE TOP