いつもありがとうございます。
料理に使う「お玉」は鉄製よりプラスチック製を愛用している、岩松正史です。
1.2人の人が心理的な接触を持っていること
2.クライエントは不一致の状態にあり、傷つきやすく、不安定な状態にあること。
3.セラピストはその関係の中で一致しており、統合していること
4.セラピストは、クライエントに対して無条件の積極的関心を体験していること。
5.セラピストは、クライエントの内的照合枠に対して、共感的理解を体験しており、この体験をクライエントに伝えようと努めていること。
6.セラピストが体験している、共感的理解と無条件の積極的関心が、最低限度クライエントに伝わっていること、
※今回も冒頭の6つの条件は、
何も見ず過去の記憶をもとに書き出しています。
単語に限らず文章を覚えるときに大事なのは
「数を確認する」ことです。
数を数えてからでなければ
脳には容易に入りません。
では上の6つの条件を覚えるとき
どんな風に数を確認すればいいでしょうか。
まず大前提となるのは
「6つ覚えること」の確認ですが、
他にもあります。
・クライエントとセラピストの「2人」だけ出てくるな
・ポイントとなる単語は一致、無条件の積極的関心、共感的理解の「3つ」だな
これら内容に関する数です。
ほかにも、文章の書かれ方の特徴も
数を確認してみましょう。
例えば、
もし2番目の文章を何も準備せず適当に覚えようとしたら、
こんな風に記憶されるかもしれません。
「2.クライエントは不一致を感じていて、傷つきやすく、不安定なこと・・・」
なんとなくあっているっぽいですが、
文章の暗記としては不完全です。
どこが違うか?
「状態」と語尾の「こと」が抜けています。
もう一つ例をあげましょう。
5番目の文章を適当に覚えたら、
こんな感じになるかもしれません。
「5.セラピストは、クライエントの内的照合枠に共感的理解を感じており、その感じていることをクライエントに伝えようと努力すること」
これも当たらずとも遠からずですが、
「体験」という独特な言葉が2つとも抜けています。
このように馴染みのない言葉は脳が拒絶しがちです。
「体験」に関して言うと
他の文章でも出て来るので重要で。
合計4回出てきます。
「『体験』は文章4→5→6で、1個→2個→1個、合計4個出てくるんだな。」
脳の拒絶を防ぐために、数をちゃんと理解することで
脳が安心し、記憶する準備が整います。
・全体が何個か?
・詳細が何個か?
数えることが大切です。
たまに、
「もっとたくさんの(長い、複雑)な文章は、それではできないのではないか?そんなことをしていたら間に合わない・・・」
という質問をいただくきます。
でも冷静に考えてみてください。
これくらいの少ない文章が覚えられなければ、
他のどんな方法を使っても
これ以上にのものを覚えられるはずがありません。
大事なのは、ここでお伝えしていることは
覚えかたであると同時に、
正しい脳の動かし方を鍛える方法でもあるのです。
数を確認ながら覚えるやり方が習慣化されてくると、
覚える速度が速くなっていきます。
つまり、脳を育てながらどんどん
覚えやすくなってくるというわけです。
そのための脳の自然な反応に沿った原則です。
もし数を確認せずにたくさん覚えられる人がいたとしたら、
その人はよほどいい脳みそを持っているのだと思います。
次回は記憶するときの1番大事な肝となる
アウトプットの仕方についてのお話しましょう。
※今回も冒頭の6つの条件は、
何も見ず過去の記憶をもとに書き出しています。
<お知らせ>
傾聴は「心」を聴き、
記憶は「脳」を使います。
でも「心と脳」は同じものですね。
傾聴力の鍛え方は、記憶力の鍛え方に通じます。
また、記憶力が鍛えられると、
傾聴力も鍛えることができます。
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