忘れられる喜び

いつもありがとうございます。

ギリギリになると頑張れる、岩松正史です。

突然ですがあなたは、
「忘れられて嬉しくなった」
ことはありますか???

傾聴の講座に来る方には
いろいろな参加動機があります。

・仕事で部下もつようになって人間関係に困り始めた
・家族から訊いてないねと言われた
・聴いているとツラくなってしまう

など。

聴けていない自覚が
ある方が多く来場します。

傾聴サポーター養成講座は
もともと塾や学校をイメージして
作ったものですから、

なんども再受講できる
仕組みがありまして。

15年前からやっている
もう一つの講座(傾聴1日講座)
からのお客さんも多いので、

長い人だともう10年近く
傾聴でご縁が続いています。

ありがたいことです。

ある日、講座の最中に、
7年前から傾聴を学んでいる
Aさんに

「そもそもどうして、傾聴を学ぼうと思ったんでしたか?」

と当時の参加動機を訊いてみました。

すると、

Aさんはしばらく考えて答えました。

「どうしてだっけ???」(笑)

当時は何かあったのでしょう。

でも今はなぜ講座を受けに来たのか
動機が思い出せませんでした。

その回答を聴いて思いました。

「理想的だな」

と。

忘れてしまっているということは
今はもうその問題で困っていないということですから。

「昔ここに来たおかげで問題がスッキリ解決しました!」

と言ってもらえるのもいいですね。

でも、

人が抱える問題というのは
そんなにハッキリしていないこともありますよね。

「なんとなくモヤモヤする・・・」

漠然と感じているだけのことが
あると思うのです。

その時は傾聴を学びに行った方が
いい気がするというモヤモヤした
想いに囚われていたとしても、

漠然としたモヤモヤ感が取れしまえば
何にモヤモヤしていたのかさえ忘れてしまう。

それが人間かなと。

ならば

いまこの瞬間元気に暮らしていて
何に悩んでいたかわからないけれど、
いま学びに来ることが楽しい。

そう思ってもらえるなら、
その方がいま幸せなんだろうと。

私はカウンセリング受けた相手の方に
私の存在を覚えていて欲しいとは特に思いません。

悩んでいる時期に出会った私のことなど
忘れてもらえるくらいが
ちょうどいいと思ってします。

もし、いつまでも自分のことを
覚えていてほしいと思うなら、
それはきっとカウンセラー側の承認欲求かなと。

あえて忘れてくださいとは言いませんけれど(笑)、
忘れられるくらいが、ちょうどいいです。

これをお読みいただいているあなたは、
忘れられて嬉しくなったことはありますか?

<お知らせ>

くり返し傾聴の学びを続けたい方のために
傾聴サポーター養成講座はあります。
 ↓
http://bit.ly/2qJDa6f

<<編集後記>>

きのうは一日、マクドナルドで
月曜日の講座の資料作りをしていました。

なんとか間に合いました。

数年前、中国で製造されたナゲットに
衛生上の問題があったとして報道され、
お客さんが激減したマクドナルド。

その後も私は同じ店に
通い続けていたのですが、
当時はまさに「閑散」という言葉が
ピッタリでした。

行く方としては空いていて嬉しいのですが、
経営不振で店がなくなりはしないかと
心配してたものです。

最近はお客さんが目に見えて
増えてきていると思いますね。

きのうも大賑わいでした。

人生山あり谷あり。

いいときも悪いときも、
いっときの評価にとらわれず
謙虚さと前向きさを持って臨みたいモノであります。

今日もいい一日をお過ごしください!



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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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