傾聴力アップを阻害する二大要因

いつもありがとうございます。

週3回は何かしている最中に寝落ちする、岩松正史です。

傾聴力アップを阻害する
二大阻害要因があります。

・阻害要因1 出来ない自分にダメ出しをする
・阻害要因2 自分は出来ていると思い込む

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◆阻害要因1 出来ない自分にダメ出しをする
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反省は大事です。

うまく出来ない自分にダメ出しをする人は
傾聴力が上がりません。

ダメだしした結果、練習をしなくなるので、
上達しなくなります。

アドラー心理学の目的論で言うなら
「練習の苦しみから逃れる」という目的を達成するために
「自分を責める」という方法を用いて
逃げる口実を作っているのです。

「私なんてまだまだ」
「あなた私よりよっぽどうまくできてますよ」

と人と自分を比べて謙遜したり
自己卑下が多い人は要注意です。

傾聴はスポーツと同じなので
練習したらその分だけうまくなります。

「慣れていないんだから出来ないのは当たり前」

と自分を肯定して練習をつづけましょう。

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◆阻害要因2 自分は出来ていると思い込む
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「傾聴しているんだけど、うまく物事が運ばない」

という人がいます。

まず前提として傾聴からすべてが
思い通りになることなどありません。

また

「傾聴しているんだけれど」ということは
あたかも自分は出来ているという前提ですが、
果たして本当にそうでしょうか?

そもそも

「傾聴しているんだけど、うまく物事が運ばない」

という発想自体が傾聴が持つ本来の目的
(寄りそう、支える、そのまま理解しようとする)
からズレている可能性があります。

傾聴目的がぶれていないか?

傾聴の聴き方が本当に出来ているのか?

自分を疑ってみましょう。

自信を持つことは大切です。

でも、上手くいかない時ほど、
原因は自分にあったりするものです。

どんなに経験を積んでも

「まだまだ聴けていないはず」

と自分を疑う謙虚な気持ちで振り返ってみましょう。

まとめますと、

最も多くの人に見られる
傾聴力アップを止める阻害要因は、
自分を責めることで練習に消極的にあることです。

上手にできない自分を許せる人ほど
傾聴が身に付きやすくなります。

自分自身を傾聴の練習台と思い、
自分の心をしっかり受容し共感しながら
練習をつづけましょう。

そうすれば家なら傾聴は上達していきます。

ぜひやってみてください。

<お知らせ>

人の心に耳を傾ける聴き方は
傾聴サポーター養成講座
で身につけることが出来ます。

7月13~15日 大阪
8月10~12日 東京

http://bit.ly/2qJDa6f

<<編集後記>>

きのうは茨城県の阿見町ところに
傾聴の研修で行ってきました。

行ったらもう本当にのどかな場所で、
都会の喧騒とは無縁の穏やかな場所でした。

駅の目の前にある有料パーキングの料金が
終日利用で1日250円と格安!

思わず、
「それならもう無料でいいんじゃないか!?」
とツッコみを入れてしまいました(笑)。

今日は飯田橋で傾聴1日講座です。

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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