傾聴のロールプレイの前に必要な準備

オンライン体験会、開催中
https://bit.ly/340LrDl

いつもありがとうございます。

武田真治さん式の筋トレにはまっている、岩松正史です。

傾聴に限らずスポーツでも習い事でも
練習というものはつらかったりするものです。

傾聴に限って見ても知識を知っただけで
聴き方が変わり聴けるようになる部分と、
知っただけでは出来ずそこから練習をしないと
できない部分があります。

例えば、

共感とは何か?については知識を
正しく知るだけで聴こえ方がまったく変わります。

でも共感とは何かを知ったらすぐに
共感的に関われるわけではありません。

知ることで何に関わるべきで
何に関わらないかが分かるだけです。

関わるためにはあいづち、くり返し、質問など
実際に自分が行動を起こすための練習が必要です。

また

練習は闇雲にやればいいというわけではありません。

理にかなった練習をしたほうが早く身につきます。

おかしな練習方をしているとかえって
悪い方向に成長することもあります。

そうならないために練習をする際
いくつか守らなければいけない
伝え方の基本というのがあります。

この伝え方の基本は傾聴のスキルというよりも
記憶法の講師を9年してきた中で身に付けたものです。

傾聴に限らずあらゆる学習に
通じるものがあります。

過去の経験上、その伝え方ではちゃんと身に付かない。

あるいはおかしなくせがついて悪化してしまう
練習法というのもあります。

専門家でも社内でも傾聴を伝える立場にいる方は
以下に挙げる3つができているか確認して伝えることで
より早く正確に聴き上手が増えていくはずです。

「伝え方の基本」ご興味ありましたらご参照ください。

・・・

★効果的な傾聴練習
伝え方3つの基本

1.目的をしっかり決めてる
2.課題を1つ明確にする
3.オブザーバーのフィードバックの有効活用する

3つ全てお話しすると非常に長くなります。

今回は「①目的をしっかり決めてる」ついて確認します。

---------------
1.目的をしっかり決めてる
---------------

ロールプレイに限らずすべてのワークは
それを行う前に「何のため」にそれを行うのか
明確に理解されてからはじめてこそ練習に意味が生まれます。

あいづち1つとってみても目的は様々決めることが出来ます。

たとえば、

---------------
◆例1)共感を体験するためのあいづちの練習
---------------
「あなたは」という共感のニュアンスの
あいづちをできるだけ入れることにより
同感する自分と共感する自分の両方を感じ
共感とは何かの理解を深める目的の練習

---------------
◆例2)相手に関わるタイミングを作るためのあいづちの練習
---------------
対話をするためにはただ受動的に聞くだけでなく
相手の気持ちの高さ早さなどペースをあわせながら
聞かなければ関わるタイミングが作れない。
関わるタイミングをとる目的の練習

---------------
◆例3)聴き手自身が安心するためのあいづち
---------------
「話した内容を正確に覚えよう」
「共感だけで聴こう」
「タイミングをあわせよう」と
頭で考えすぎるとすべてがぎこちなくなることがある。
聴き手自身が固くならず自然な雰囲気で聴くために
聴き手自身が落ち着くためのあいづちの練習をして
自然と聴く感覚を体験してもらうのが目的の練習

「あいづちの練習」というものが1つあるのではなく
さらに細分化したあいづちのワークがあります。

それぞれのワークには目的があり
そこからずれた意識で練習をしても
何の効果も得られません。

ただ何となくあいづちして聴くだけでは
何にもならなないのです。

たとえば、

腹筋のトレーニングをしている最中に
腕の筋肉がついていないことを気にすることには
何の意味もありませんよね。

目的を決めないで聴く練習をすることは
それと同じくらい意味のないことです。

傾聴を伝える人は傾聴の専門家であるだけでなく、
伝え方の専門家であるはずです。

なぜなら、

傾聴とは気持ちを聴き気持ちに関わることです。

伝わってないとき、相手が感じている
モヤモヤした「気持ち」に気づかずそれを
スルーしてしまうようでは、
傾聴講師としての傾聴力が疑われてしまいます。

・・・と、

いつもうちの協会の傾聴講師陣に伝えております(笑)

「傾聴の専門家は伝え方の専門家たれ!」

いいえ、

傾聴の専門家は自然と伝え方の専門家にもなるはずです。

・・・

話がそれましたがポイントを再確認します。

「ワークやロールプレイをする場合には
必ずそれが何をして何のためにするワークなのか
目的を明らかにして納得してからはじめる」

ことです。

目的地や行動計画が決まっていない旅は、
偶然の感動や意外な発見はあっても、
計画された成果を得ることはできません。

ぜひ傾聴を伝えるときは、
そのワークは何のためにやり、どこか終着点なのか、
共有しからワークをはじめると伝わり方が変わります。

よかったらやってみてください。

今日の言葉
「体験するまえに目的が必要」

次回は「2.課題を明確にする&必ず1つに絞る」についてお話しします。
<お知らせ>
自分を知り人を知ることができる
傾聴1日講座
http://bit.ly/2gDTlve

<お知らせ>
自分を知り人を知ることができる
傾聴1日講座
http://bit.ly/2gDTlve

<<編集後記>>

最近体質改善の一環として
簡単な筋トレをしています。

体の代謝を上げた方が体調は良くなるようですし、
そのためには筋肉がいくらか必要だろうということで。

そうはいってもほぼ在宅ワークで特に
運動が好きでもない私は何をしようか迷っておりました。

そんなおり、YouTubeを見ていたら
俳優(タレント?)の武田真治さんが
自宅で簡単にできてかなり効く筋トレを紹介していました。
 ↓
https://bit.ly/35IWpPV

スクワットなど、一見昔からあるような筋トレですが
実はポイントを間違っていると
まったく筋肉がつかないそうです。

ポイントをおさえることで無駄な努力をせず
同じ時間、似た内容でも効率よく
筋肉をつけることが出来るということで
さっそくやってみました。

動画で紹介されてた通りやるときついきつい(汗)

たった3つの筋トレですが
毎日続けるだけでかなり筋肉が変わってきました。

べつにムキムイになる必要はないですけども
代謝があがったらいいなと思っています。

東京地方は今日も晴れ。

今日は一日オンライン講座。

今日もいい1日をお過ごしください!





logo1

■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

PAGE TOP