知識の袋、経験の袋

傾聴の体験会
https://bit.ly/340LrDl

いつもありがとうございます。
肉を廊下で腐らせた、岩松正史です。

人間の中には「知識の袋」と「経験の袋」の
二種類があり人生に影響を与えるというお話です。

以前お会いしたある女性は
子供の頃から父親による母親へのDVを
目の当たりにしながら育ってきました。

自分が親になるときは
暴力を振るような親にはなるまい
と決心をしていました。

ところが、

子育てをいざ始めてみると、
なぜか子どもを感情的に怒ってしまうのです。

手をあげることはありませんが、
強い語調で言葉の暴力がでてきてしまう
自分に愕然としました。

なぜ自分が怖かったことを
子どもにしてしまうんだろう・・・

自分が怖くなりました。

そして、

「もう大きな声で子供に叱るのは絶対にしない」

そう思うのですがどうしても止まりません。

何が自分にそうさせるのか?

その女性は自分の心と向きあうことにしました。

・・・

残念な話ですがこのような話はよく耳にします。

正確な数字は見たことがありませんが、
虐待をされて育った子が親になったとき、
虐待をする確率が高いと言う話は
以前から耳にします。

それはそうなるだろうと私は思います。

これは「知識の袋」と「経験の袋」の
問題だと考えています。

知識の袋と経験の袋とは何か?

知識の袋とは、
頭で覚えて知っていることです。

経験の袋とは、
体験して体で覚えていることです。

人間には理性があります。

平常心のとき人は理性で
判断し行動することができます。

でも、

平常心を失っているとき、
例えば疲れている、体調が悪い、不安があるなどのとき
理性よりも体験して覚えている

よく知っていて、慣れ親しんだ方法のほうが
出やくすくなります。

知識の袋は習慣化されていない浅い理解です。

経験の袋は心と体にしっかり刻まれた深い理解。

体感的に知っていることの方が
より出やすくなるのは当然ですよね。

・・・

傾聴のトレーニングにも同じことがいえます。

男性はどちらかというと
理屈で理解したがる傾向があります。

女性は実際に体験することを
比較的好みます。

なぜそうわかるかというと一例として、
私の傾聴のYouTubeチャンネルの視聴者は
現在、男女比が同じで50対50です。

でも実際に講座や体験会に方は
約8割が女性です。

女性にとって頭で知ることは
体験するためのきっかけで、

逆に男性は知ることで
完結させる姿勢が見てとれます。

「(頭で)知っていること」と
「(体で)わかっていること」は
まったく深さが違うので

しっているだけでは
うまく出来ないのはあるいみ当然ですね。

昔から「習うより慣れろ」という
先人の言葉は本当にその通りだと思います。

それはともかく、

愛された経験が少ないと感じている方が
愛するのが困難なのは当然です。

でも、

そのうまく愛せない自分をまた責めることは
自分を自分で虐待しているのと
同じになってしまいます。

子どもを責めないためには
自分のことも責めない。

子どもを愛するためには
自分のことも愛する。

両方の練習を同時にしましょう。

自部の愛することも容易に
できるものではないかもしれません。

でも

あなたのことを一番愛したいと願っているのは
あなた自身ではないかと思うのです。

すぐに出来なくても
自分を愛そうとする気持ちだけは
もちつづけて欲しいものです。

人の心も自分の心も聴けるようになる
傾聴1日講座(東京、大阪、オンライン)
https://keicho1day.com

<<編集後記>>

毎朝レモン2分の1個を
しぼって飲んでいます。

きのうも冷蔵庫から
レモン出そうとしたのですが…。

前日買ったはずのレモンが
冷蔵庫の中にありません。

やばい(汗)

イヤな予感がしてきました。

買物袋をどこかにおき忘れたようです。

もしやと思って玄関を見に行ったら…。

エコバックに入った買い物たちが
そこにありました。

買い物たち…

レモンにも肉も買ってたんですよね。

もう2日常温にあったので
せっかくの豚バラ肉(生)と
牛乳がだいなしです(涙)。

レモンは無事でした。

こんな日もあるさ。

東京地方は快晴。

今日もいい1日をお過ごしください!


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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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