沈黙はとてもロマンチック

いつもありがとうございます。
ワイシャツの背中の部分はアイロンがけする必要がないのではないかと思う、岩松正史です。

毎朝、裏山に散歩に行くと
2分の1以上の確率でリスに出会う。

かれらを見ていて尊敬するのは
何か朝からせかせかと
一生懸命動いていること。

自分の能力が足りないとか、
人生の魂のミッションは何かとか、

そんなしちめんどくさいことなどいちいち考えず
目の前に全集中して本能のままに生きている
(ように見える)。

「こんな風にシンプルに生きられたらいいのに・・・」

ちょっとうらやましくなる。

かれらがいる場所はだいたい決まっている。

散歩のゴールにしている見晴台によくいる。

ところが面白いのは、
毎朝だいたい同じ時間に行くにもかかわらず。

天気も似たような天気にもかかわらず、
彼らはいたりいなかったりする。

「(シンプルに生きるかれらが)いる時といないときの違いは何だろう???」

いつも疑問に思う。

まさかきのうの夜、
飲み過ぎたわけでもあるまいし・・・

そんなくだらない妄想しながら、
でも、なぜかかれらにあえないと
少し寂しい気分になる。

ある日かれらはやはりいなかった。

「かれらも来ないし、そろそろ帰ろうか・・・」

一瞬そう思ったけれどなんとなくもの寂しくて
もう少しだけその場にいてみることにした。

5分なのか10分なのか、
正確な時間にはよくわからない。

でも、

ベンチに座りまったりモードになっていると、
カサ、カサ、カサ・・・
と聞き慣れた、ツバキの葉が大きくゆれる音がした。

リスが来た!

このあたりにいるリスはよく
4、5匹がむれて追いかけっこをしている。
(他の場所で出会うリスは単独行動が多い)

「待ってみてよかった」

いつもの彼らに出会え
私は満足して帰った。

・・・

カウンセリングをしている最中に
クライアントが沈黙することが
ときどきあります。

そんな時、

沈黙が苦手な人とはあせってしまい
そうそうに話しかけてしまいます。

あるいは、

カウンセリングの教科書通りに
沈黙をガマンして待とうとするとツラくなります。

沈黙は「待つ」のではなくて、
その沈黙を自分も愉しめばいいのです。

なぜなら、

沈黙のあとに何か素敵なことが
おきることがよくあるからです。

沈黙を破ってしまったら
決して得ることができない大切な何かが
沈黙のあとよくおきます。

沈黙をまたないことでせっかくの
チャンスを逃しています。

沈黙の時間は十分愉しんで待つにあたいする
ロマンチックな時間なのです。

沈黙が苦手な人は沈黙に対する
根本的な考え方から変えていくと
楽に聴けるようになっていきます。

よかったらやってみてください。

人の心も自分の心も聴けるようになる
傾聴1日講座(東京、大阪、オンライン)
https://keicho1day.com

<<編集後記>>

きのうは町田市(東京都)まで研修に行ってきました。

スーツを着た外出は久しぶりです。

外出用のワイシャツを出して着ようとしたときふと、
(Youtube用のワイシャツもあります)

ワイシャツの背中の部分はどうせ誰にも見えないんだから
アイロンがけする必要はないんじゃないかと思いまして。

べつにそのワイシャツがシワに
なっていたわけではないのですが。

背中の部分てスーツを着たら誰にも見せないですよね!?

変な話、上着を脱ぐ予定がないなら
腕の袖、えりもと、体の正面。

この3箇所だけシワがのびてたらいいではないか・・・、
そんなくだらないことを思いながら出かけたのでした。

エニアグラムタイプ3、
効率主義の悪いところです(笑)

東京地方は風が強めの晴れ。

今日もいい1日をお過ごしください!


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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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