いつもありがとうございます。
週3日いAmazonから荷物が届くのはあたりまえ。
ビビット来たらすぐ買ってしまいがち。
感覚重視貧乏の、岩松正史です。
“「上手に」「綺麗に」「スマートに」「楽に」そういう生き方が、逆に人生を苦しくしていることは多い”
・・・
仕事柄、試験勉強をしている人に会うことが多い。
出会った多くの人は、昔ながらの
書いて覚える方法で覚えようとしている。
テキスト全部書き写す人海戦術。
これがまた、大人の脳には
相性が悪い方法なのだけれど、
子供の頃、そのやり方しか
習ってこなかったのだから仕方ない。
でも、脳の構造からみれば、
かなり非効率。
もし、短い時間で早く、
ちゃんと脳に定着させたいなら、
覚える前にまずそのことについて
口で「言ってみる」のがお勧め。
「覚える前に、言えるわけないじゃないか!」
と言われそう。
確かに・・・。
でも、その上手に言えないという、
違和感という体験があってこそ、
脳に覚えたいことを定着させる
最強の武器になっている。
違和感が先にあれば脳は、
その後、正当を見たときに、
「さっき引っかかったところは、それが正解だったんだ!」
と驚き、その驚きで脳に記憶されやすくなる。
違和感を感じてこそ、
記憶は定着しやすくなるというわけだ。
ところが多くの人は、
その最初の違和感が発生することを嫌う。
違和感など感じないまま
スマートに覚えてやろうと試みる。
綺麗に、スマートに、楽にを
最優先すればするほど、
記憶しにくい自分で
覚えなければならないのに・・・。
違和感さえ先に感じていれば、
学習効率が飛躍的に
上がるのにもったいない。
結果、勉強がなかなか
はかどらないのは当たり前。
だから、
違和感を感じることは大事。
・・・
二日前のBLOGで財布を
なくしたことについて書いた。
あれも元をたどれば、
財布が入っているはずのおしりのポケットに
「違和感」を感じたことが始まりだった。
違和感を感じなければ、
引き返すことはできず、
そのまま家に帰ってしまっていた。
このように違和感はしばしば、
人生の助けになってくれる。
・・・
実は、
傾聴も違和感が大事。
例えば、悩み相談を受けているとき、
クライエントから感じた
違和感の部分がヒントになることは多い。
話を聴いていて、私の中で
「つじつまが合わない」
とか
「自分だったらそうは思わない(しない)のに」
と思う、違和感がヒントによくなる。
違和感を感じるポイントこそが、
クライエントの悩みを生み出す
原因になっていることは多いし、
違和感を感じるポイントが、
問題解決の入り口となる
ヒントであることが多い。
違和感なく、きれいに、スマートに、
楽に聴こうとしてたら
カウンセリングはうまくできない。
違和感というのは、
言わずと知れた「感情の一部」。
そして多くの人は、
うれしさ、楽しさ、心地よさという
ポジティブな感情を好む。
でも、私という人間を
支えていくれているのは、
ポジティブな感情だけではない。
恐怖心があるから、
人は危険を避けることがきる。
緊張感を覚えながら何かに挑み、
達成すれば、緊張感は達成感に変身する。
過去の悲しみがあったからこそ、
そのあとの人生の中で、
生きている喜びをより
感じやすくなったりすることもある。
違和感を含めて、
ネガティブな感情も大切に取り扱うべき
本当の自分。
ちゃんと目を向けてあげよう。
つまり、
違和感を大事にすることは
自分を大事にすることと同じ意味がある。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「違和感は、人に気付きを与え、成長させてくれる大切な宝もの」
自分の中にある違和感にも
いつも注意深く意識を向けること。
それも傾聴の祖、
C.ロジャーズがいった「一致」です。
つまりロジャーズは、
自分の心をちゃんと傾聴できる人が、
他の人の心を傾聴できる。
と言っているのです。
スキルのより足が傾聴力なのではなく、
自分をいかに大切にできるかが
傾聴力の質を決めます。
<お知らせ>
聴く人が楽に聴ける傾聴はまず
自分の中にある違和感に
気付くところから始まります。
自分が苦しくならない聴き方に興味がある方は
1月6日からの3連休に開催される
傾聴サポーター養成講座にお越しください。
違和感を大切にすると楽になる
理由についても学びます。
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