人生には、自分では抱えきれそうにない課題が迫ってくるときがある。
そんな時は、どのように物事を進めて行けばよいのだろう?
・・・
とくに男の子はクワガタ、カブトムシを見つけると、
子供のころテンションがあがったものですが、
ことし6歳になった息子も、多分に漏れず大好き。
そして、実は今年44歳になる私もテンションがあがる(笑)。
わが家の裏山は自然公園
・・・と言ってもただの雑木林だが、雑木林になっていて
毎年、この時期になるとクワガタや
カブトムシを捕まえることができる。
先週、今年初めて探索に行ったときは
見つけることができなかった。
さすがにきのうの蒸し暑さくらいになれば、いるだろうと、
昨晩、息子と再チャレンジに行った。
「裏山」なので、のぼらないといけない。
家から少し離れたところにある、
裏山につながる100段ほどの長い階段を昇り始めた。
・・・
きのうはとにかく蒸し暑かった。
蚊に刺されないための上下とも長袖長ズボンは、
かなりこたえた。
階段を昇り始めてすぐ頂上を見あえげると、
果てしなく遠く見える。
厳しい現実でもしっかりと見つめて
進まないといけないと頭ではわかっているが、
あまりに遠く感じて、めげそうだ。
私は、視線を落として、
足元の次の一歩だけを見つめて
一段一段、踏みしめてのぼることにした。
息子と二人で
「いち、に。いち、に・・・」
すると、
たしかに疲れはしたけれど、
最初に感じた遠すぎる絶望感はなく、
のぼり終えることができた。
・・・
私はこのBLOGでもよく、
「物事は、オシリを明確にしてから始めましょう」
とお伝えしている。
勉強も仕事も、
「何時までに、どこまで、何個終わらせるか?」
明確に脳に叩き込んでからはじめたほうが
そうしなかった時に比べて、
圧倒的にパフォーマンスが上がるのを知っている。
厳しい現実でも、それを無視して進むよりは、
見つめて進んだ方がモチベーションは保ちやすいことも多い。
ところがときどき、
オシリが見えると安心する面と同時に
別の感情が出てくる場合がある。
ゴールが遠すぎると感じると、
「絶望感」が出てくる(先ほどの私のように)。
では
「絶望したときにも前に進む」
には、どうしたらよいのでしょう。
そこで大切になるのが
「ゴールしたときの感情」。
たとえ絶望することになっても、
事実としてのゴール(オシリ)を
正確に理解することはやはり必要。
でも、
そのゴールを確認したときにもう一つ、
「ゴールしたとき、どんなにうれしいだろうか?」
想像し、
「早くゴールしたいなぁ♪」
という感情をいったん呼び起こしておくといい。
「出来るか、出来ないか」
ではなく
「出来たら嬉しいかどうか?」。
そして、
ゴールの位置とゴールの感情の両方を確認し終えたら・・・。
ゴールから目をそらして、
目の前の次の一歩を確実に
踏み出すとだけに意識を向ければいい。
・・・
むかし保育園の運動会で、運悪く
保護や対抗リレーを走ることになった。
全力で走るなんて何十年ぶりだろう。
走り出すと、気持ちはゴールに向かいたいのに、
体がついてこなくて幽体離脱しかけたたことがある。
感情的にも事実的にも、
ゴールを知っていることは重要だ。
でも、いま自分ができることは、
ゴールに飛び込むことではない。
目の前の次の一歩を踏み出す行為だけしかできない。
そこに、思いきり意識を向ける。
次の一歩を正確に進めることができれば、
ゴールは必ずやってくる。
・・・
いいことも、悪いことも、
先のことを考えすぎて気負いしてしまうなら
①ゴールの位置を詳細に確認する(事柄&感情)
②ゴールを見ないで、今できる一歩だけに意識を集中し焦らず正確に進んでみる
こんな風にしてみてら、いかがでしょうか。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「圧倒されそうになったら、足元を見る」
階段も、林の散策も疲れはしたが、
今年初のコクワガタのオス、2匹を捕まえて、
成果もバッチリ。
息子と二人、満足で帰ってきました。
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