それは本物か?

傾聴の体験会
https://bit.ly/340LrDl

いつもありがとうございます。
本をいっきに11冊買った、岩松正史です。

散歩というのはいろうりな発見があります。

特に自然の中の散歩は最高です。

今日は本当に理解するとのと
ニセモノの理解のちがいについてのお話です。

よろしければ最後までおつきあいください。

いつも散歩ネタでブログに出てくる
リスたちは生きることについて
いい先生になってくれます。

先日、散歩にいくといきなり
目の前にリスがあらわれました。

しかも目の前1.5mくらいの
ものすごい至近距離に
大型の台湾リスがきたのです。

彼らの姿を見にすること多くても
なかなかこの至近距離では
おめにかかれません。

とっさに、スマホをとりだして
動画を撮り始めました。

彼は私がいることに気づいているのか
いないのかわかりませんが、
ゆうゆうと私の目の前で
毛づくろいをしたり何か
ボリボリ食べはじめました。

その姿がなんとも愛らしいのです。

しばらく録画をしていたら
自然と彼は去っていきました。

それで大満足・・・
といいたいところですが、
彼が去った直後に違和感が
わきあがってきまして。

なにか物足りないのです。

しばらく考えて
その理由がわかりました。

「直接見ていない」のです。

目の前にリスが現れた瞬間
私はカメラを構えました。

渡したみていたのは
ファインダー越しのリスでした。

せっかく目の前にいるのに、
わたしは画面を見ていたのです。

記録をとれることが出来たかわりに
生で感じる機会を失っていたのです。

そのもったいなさが私の中に
わいてきた違和感でした。

記録を残すことよりももっと
その他を味わえばよかったと。

・・・

カウンセリングをしている最中に、
大事っぽい話が出てくると
すぐノートにメモをとりはじめる人がいます。

もったいないことです。

あなたが事情聴取をして
何かを提供してあげる
提供の専門職なら話は別です。

そうでないなら、
大事な話のときほど
手は止めた方がいいです。

メモに記録を残すことは
リスをスマホの画面越しに
見ていうるのと同じです。

記録の中に本質は入っていません。

手を止めて目の前に集中しましょう。

そういいつつも・・・

私自身、傾聴するときはそれが
できていると思うのですが、
日常生活ではやはり大事なものは
記憶(記録)するクセがついています。

たぶんみなさんもそうでしょう。

もともと人間は生で感じるより
記録を優先したがる。

そういう生き物なのかもしれません。

だからなおさら、
だいじなときほど記録をとるのをやめて
感じとることに集中する
トレーニングが必要ですね。

記録をとりたがるクセは
たとえば産業カウンセラーなどの
勉強した人に多く見られます。

ライブセッションをやるというと
すぐにペンとノートを用意する人がいます。

非常にもったいないです、
ライブに集中しましょう。

生の現場は二度と戻ってきません。

どうしても記録をしたいなら
録音か録画が許されるならそれをとって
あとから家で逐語をとりましょう。

記録の中に本質は入っていないのです。

手を止めて感じ取ることに専念したほうが
ちゃんと聴けるようになります。

【今日のことば】

「ちゃんと聴きたいなら必ず手をとめる」

相手の本心を聴きとりたいなら
傾聴1日講座(東京、大阪、オンライン)
https://keicho1day.com

<<編集後記>>

週末2日間、心理学の講座を
オンラインで受講していました。

たまに勉強しないと知識が
陳腐化していくので勉強は大切です。

講座のなかでさまざまな
お勧めの本が紹介されました。

ただでさえ読んでない本が
山積みに渡してありますが、

その瞬間でないと出会えない本
というのがありますので聞いた瞬間
Amazonでどんどんポチっていきました。

あとからみたら11冊買ってました(笑)

哲学や心理学という小難しい
テーマの本ばかりではありますが、
できるだけ1日1冊ずつ
読んでいきたいと思います。

今日はウィリアムジェームズです。

東京地方は寒目で曇り。

今日もいい1日をお過ごしください!


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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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