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◆オンライン傾聴体験会
・8月14日(土) 20:00
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いつもありがとうございます。
アイスを大人食いしている、岩松正史です。
「この人、気づいたらきっとよくなるのになぁ・・・」
と思うことありませんか?
わたしはしょっちゅうあります。
そして、あいてに気づいてもらうために
ついつい色々教えてあげたくなったりします。
教えてあげてすぐに良くなることなら、
教えてあげることが親切です。
例えば、トイレがどこかわらず
困っているという人がいたら、
そこにありますよと教えてあげればいいでしょう。
でも、
「気づき」というのはなかなかそう簡単にはいきません。
今回は、人はどうなった時に気づくのかについてのお話しです。
傾聴的、あるいは人の心という視点では、
このように考えています。
1.気づけないのにはわけがある。
2.気づく、気づかないは、その人自身が必要なタイミングできめる
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1.気づけないのにはわけがある。
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人は、気づかないことで自分を守っています。
気づいてしまったらやってこれなかったからこそ、
気づかないという選択をすることで自分を守っているのです。
また、
気づくのはいいこととだと思うのは、
逆に気づかないのはいけないことだという
価値観があるからそのように思うわけです。
それはいい悪い思考にハマってしまっています。
気づかせようとするのは、
気づいて欲しい側の欲なんですね。
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2.気づく、気づかないは、その人自身が必要なタイミングできめる
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気づきそのものは大切です。
でもそれは本人が自ら気づいてはじめて意味があります。
気づかせようと急いで得られた気付き(のようなもの)は、
とても浅くて、本当の気付きとは程遠いものだったりします。
気づいた瞬間、はっと目が覚めたような感覚で、
あるいは体に電気が走るような刺激が
あると感じた人もいるでしょう。
でも、その時の気づきがいまどれくらい
役立っているかちょっと振り返ってみてください。
ものすごい転換期になっているという人もいれば、
あのとき気づいたはずなのに人生はあまり
変わっていないという人もいるでしょう。
気づきに大切なのは強い刺激よりも、
気づいた瞬間に、何か行動を起こさずにはいられなくなり
実際に動き出してしまうエネルギーがあるかどうかです。
そして、
本当の気づきは気づかないことを
許されたときにはじめて起きます。
それは人がジャンプする様子をイメージすると
わかりやすいでしょう。
より高くジャンプ(+プラス)するためには、
その前に、しっかりしゃがんで(-マイナス)
力をためないとできません。
高く飛びたいからと言って、
しゃがむのはけしからんという人はいないでしょう。
気づきはそれと同じです。
気づくためには、気づかないことで
エネルギーをためる必要があります。
気付きをせかすことはエネルギーをためる
邪魔をするようなものです。
また、「北風と太陽」の話も参考になります。
北風と太陽は、どちらが早く旅人が着ている
コートを脱がすことが出来るか競争します。
北風は、強風で吹き飛ばそうとします。
旅人は、ますます深々とコートを着込みました。
太陽は輝いて、温かい熱を届け続けます。
すると旅人は自らコートを脱ぎました。
気づけない人に寄りそう姿勢が
コートを脱がないことを認める太陽に似ています。
気づきは気づけないことを許されてはじめて生まれます。
それまで暖かく傾聴して関わってあげて欲しいものです。
でも、
早く気づいて欲しいと思う人にとっては、
じっくり傾聴することはとてもじれったいでしょう。
そう、気づいて欲しい人の方が、
気づいた姿を見たくてじれったいのです。
気づいて欲しいと願うのと、
気づかせようとするのはまったく別のことです。
気づいて欲しいとい気持ちだけでなく、
気づかせたい欲がないか、
自分の内面とよく対話してみてください。
あいてにどう接するかの前に
どうして自分は気づかせたいのか?
自分との心の訳と対話をすることで、
気づけない相手と向き合うときのストレスが減ります。
よかったらやってみてください。
<お知らせ>
傾聴1日講座、毎月開催中!
https://bit.ly/3pC7ER0
<<編集後記>>
子どもの頃、アイスはいちにち一個
みたいな変な縛りがありまして。
なかなか2個、3個食べるわけにはいきませんでした。
大人買いと言う言葉がありますが、
大人になるとその辺のたがが外れまして。
今年の夏は毎日3~4個アイスを食べています(笑)
私が好きなのは、いちごしぐれとあずきとか
氷系のカップに入ったのがお気に入りです。
あと、メロンの形をした容器に
入ってるシャーベットアイスとか、
レモンがのってるサクレとか・・・。
好きなのものを買って来ては毎日食べ放題であります。
今日はオンラインで終日講座を開催していますが、
アイスが切れてしまいました。
講座が終わったら速攻買いに行きます!
今日もいい1日をお過ごしください!
<岩松正史の著書>
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/4刷 自由国民社