タイミングをはずされると気持ち悪い

週末の早朝、出張先のホテルから

日課のメルマガを投稿しようとしたら

メンテナンス中」

と、表示されできませんでした。

その時は、

しばらく時間をおいてからやろうと思ったのですが、

その日は終日研修に集中してしまい、

メルマガの投稿を忘れてできませんでした。

生活習慣の中に「タイミング」ってありますよね。

朝起きてまず何をするか?

通勤はどの道を通るか?

電車のどの車両に乗るか?

会社についてからまず何をするか?

何かの理由で決まっている型を

崩されると気持ち悪かったという経験はないでしょうか。

誰かと話をするというのもそれに似た場面があります。

自分が話しはじめたのに、

話の途中で誰かに割り込んでこられてしまったり。

あるいは、

話したいと思ってずっと待っているのに、

行きつく暇がなく、ずっと待たされたり。

とにかくタイミング通りに出来ないというのは

誰にとっても気持ちが悪いものでしょう。

たとえば、

傾聴のスキルに

「感情のワードのくり返し」

があります。

積極的なうなずき、あいづちで

安心して十分に相手と関われない人が、

くり返しをやろうとすると、

言葉を入れるタイミングも取れないし

そもそもどのワードをくり返して

いいのかわからないということで、

だいたいうまくいきません。

練習とわかっていても

会話の流れでくり返しをしようと思っても

タイミングずれそうと思うとつい

躊躇して、出そうとした言葉を

飲み込んでしまいがちです。

これは初心者にはよくあることです。

でも、

・躊躇するからくり返さない

・繰り返さないから何が正しくて何が間違った応答だったか後からふり返りができない

・ふり返りができないから、次の練習のポイントがわからず上達しない

そして最後に

・「難しい」と言っておしまい

と、なってしまいす。

結論を言ってしまえば、

質の高い感情のワードのくり返しは

相手と自分をわかりあうのに

とても有効なスキルです。

使わない手はありません。

傾聴に限らずなにごとも、

講座やテキストで何をすればよいか

「知った」という状態は、

野球のルールをはじめて「知った」のと同じです。

そこからが始まりなのに、

そこで終わろうとする人が出てきます。

知ったってできるはずがないのに・・・。

「知っただけ満足」

ですね。

慣れないこと、はじめてのこと、

過去に失敗した経験があることをやるときは、

難しいのが当然なのですから、

傷の上塗りのように難しいと言わずに、

いそがず、あせらず、正確に、

一つずつ自分のものしていけばいいのでしょう。

今は上手になった人も、

昔はみんな同じようにして

練習してきただけなのですから。

慣れないことでもつづけているうちに

だんだんと自分のタイミングになってきますね。

いろいろな場面に出会うほど、

いろいろなタイミングに対応できるようになります。

これを変化への対応力というのでしょうね。

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