思いに注目する

いつもありがとうございます。

得意料理は豚肉のケチャップ炒めと唐揚げ。

油料理は楽だと思う、岩松正史です。

”どうせ話を聴くならば、相手の思いを聴きとれた方が面白い”

ダイニングテーブルの上に

無造作に置かれていたのは、

塾の国語のテストだった。

そこには

「100点」と書かれていた。

何がモチベーションに

なっているか知らないけれど、

冬期講習に休まず通った娘は

それなりに、知識が身についているようだ。

目の前にあるこの国語テストが、

どのレベルのテストなのかわからない。

大事な試験かもしれないし、

ただの確認試験かもしれない。

テストの重要さには興味はないけれど、

娘がこの100点についてどう思ってるのか?

そこには興味があった。

そこで、

机に向かって絵を描き続けている娘に

この話題を振ってみた。

「100点、すごいじゃん」

(あえて、判断的思考で攻めてみる)

チラッとこちらを見るが、

特に反応はしない。

ところが数秒して、「あっ」と

思い出した顔をして、話し始めた。

「塾で、上のクラスにあがった」。

塾にはふたクラスあり、娘は

成績がよくないほうのクラスにいた。

できるようになるためにいく塾だから、

別にできないほうのクラスで構わない。

けれど、そもそも

友達4人と意気投合して、塾に通い始めたのに、

娘だけ、下のクラスだったことについて、

娘はどんな思いで通っていたのだろうか???

そこには興味がある。

・・・それは、さておき。

わたしも中高時代はよく塾に通った。

でも、勉強をしたいと思ったことはない。

行く目的はいつも、

「友達とつるみたかったから」

だった。

塾の時間中、話しはしなくても、

同じ部屋にいる友達をいつも意識していたし、

観察していたのを思い出した。

友達の存在は、塾にいても大切に違いない。

私は娘に、

「よかったじゃん」

と伝えてみた。

すると娘は

「下のクラスでも、やる授業は同じだから」

と返してきた。

私は、レベルが高い授業を受けれだろうから

「良かった」といったのではなかったので、

娘に訂正して伝えた。

「いや、そうじゃなくて、友達と一緒に行ったんだから同じクラスの方がいいだろ」

すると娘は

「まあね」

と乗ってきた。

・・・

たったこの、ほんの2、3言の会話で

分かったことがいくつかある。

・娘はなにか条件が整えば勉強する意欲があること

・勉強が評価されることに幾分か喜びを感じること

・下より上の方がいいと、若干思っていること

・友達と一緒にいたいと思っているが、その気持ちはストレートに表現はしないこと

・普段、ケンカしてもうれしいことがあったら、お父さんに伝えようと思うときがあること

・・・

会話で大事なのは、話題の内容じゃない。

話題に対してその人が、

持っている気持ちを知ること。

娘は別に、気持ちを分かって欲しい

と思って話しているわけではない。

ただ、気持ちにゆれ動かされながら

自由に話しているだけ。

その、

「娘に話させている思い」

を理解することが

「気持ちがわかる」

こと。

・・・

そして、

娘とやりとりしていて、

さらにもう一つ、わかったことがある。

それは、

「私は心の有無、よりどころ、強さ、質で人を見るのが好き」

ということ。

それが、改めてわかった。

人を知ろうとするしていると、

自然と自分のこともよく見えてくるから面白い。

私は、娘の気持ちに関心が高いと同時に、

自分への気持ちにも関心が高いに違いない。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「思いに注目すれば、人のことも自分のこともよくわかってくる」

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