「聞き上手」と「傾聴」のちがい

初心者の人でも傾聴の基本を気軽に学ぶことができる
傾聴体験会&説明会を毎月回開催しています。

誰でもわかる簡単で本格的な
傾聴のポイントがわかります。

質問の時間もたくさんあるので、
会社、親子関係、自分自身・・・

初心者の方も経験者の方も経験豊富な
心理カウンセラーである岩松正史に
気軽に質問をしてください。

後半の説明会では傾聴1日講座と
傾聴サポーター養成講座の違いなど
協会で開催されている協会の
特徴や違いもよくわかります。

講座の中で聞きにくいこと、
例えば身近な悩みなどは体験会終了後の
15分のフリートークタイムに参加いただければ
個人的なことでも質問できます。

<<体験会の日程>>

・4月6日(水)19:30
・4月10日(日)10:00
・4月11日(月)10:00
・4月22日(金)19:30
・5月4日(水祝)19:30
・5月13日(金)19:30
・5月16日(月)10:00
・5月29日(日)10:00
https://jkda.or.jp/info/?p=1788

いつもありがとうございます。
スマホは譜面台のうえ、岩松正史です。

突然ですがあなたは「聞き上手」と聞くと、
どんな人を思い浮かべますか???

たとえばインタビュアーの人って
「聞き上手」のイメージがありますよね。

週刊誌のインタビュアーとしても有名な
タレント、エッセイストの阿川佐和子の本で
『聞く力』という本があります。

むかしも読んでみましたが、
この本で書かれている「聞く力」というのは、
「相手を理解する」ための聴き方というよりも、

テレビの視聴者が興味を持っていそうな話を
聞き出す力、ネタを引き出すスキルという感じでした。

本人が話したいことを知るためというよりも、
第三者が興味ありそうなエピソードを、
その人から引き出すような聞き方です。

傾聴の「聴き方」は、それとはちがいます。

目の前で話している相手のことを、
聴いている人が本当に深く理解する。

相手の本当のそのままの姿を理解する、
それが「傾聴」です。

視聴者が楽しむような「聞き方」と比べると、

「相手との関係を作っていく」

のが傾聴の「聴き方」と言えるでしょう。

相手が楽しかったら一緒に楽しめる感じになるし、
相手が悩んでいたらその悩みを一人で抱えるだけじゃなくて、
一緒に寄り添うようにして、ひとりぼっちにさせない。

私はその寄り添い方を「同伴者」と表現しています。

「1人でいるけど、ひとりぼっちじゃない。
2人でいるけど、じゅうぶんに1人になれる」

それが「傾聴」の聴き方です。

いわゆる「聞き上手」とは、
ずいぶんイメージがちがうと思います。

また、

最近は「聞き上手」という言葉が、
間違って使われているように感じます。

まるで、

「聞き上手」=「話させ上手」

のよに。

阿川さんの「聞く力」「聞き上手」は、
どちらかといえば「話させ上手」です。

「傾聴」というのは、

相手の話を引き出すことではないし、
相手に話させることでもない。

一緒にいること。
精神的に同じものを共有している。

その姿勢こそが「傾聴」です。

「聞き上手」と「傾聴」はまったく別物です。

いかがでしょうか?

いまこれをお読みいただいているあなたは
話させ上手になりたいですか?

それとも、

聴き上手になりたいですか?

私は話させ上手ではなくて、
聴き上手になりたいので傾聴を学んでいます。

どちらを選ぶかはその人の自由であります。

<お知らせ>

傾聴1日講座、毎月開催中!
https://keicho1day.com/basic-seminor/

<<編集後記>>

月2回ほど都内にボイトレに行っています。

約1時間の練習内容は毎回スマホで録音をして、
ボイトレに行かない日も日々どこかで練習をしています。

このブログを書いている今日も夕方行ったのですが、
終わって帰りがけ地下鉄に乗ろうとしていたら
先生から電話がかかってきまして・・・。

「岩松さんスマホ忘れてます!」

録音がうまくいかないことがあるので、
バックアップ用に2台のスマホで
録音をしているのですが、

1台は回収したものの
もう1台をカバンに入れ忘れたようでした(汗)

ちょうど電車が来たところだったのでギリギリセーフ。

急いでスマホを受け取りに帰ったのでありました。

スマホ譜面台の上に置いたときは
要注意であります。

今日もいい1日をお過ごしください!


◆傾聴関連
傾聴1日講座(基礎)
傾聴サポーター養成講座

岩松正史の著書
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/改訂2版 自由国民社



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