口が重い人との会話法(1):質問の種類&ニセモノの「開いた質問」

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いつもありがとうございます。
猫と話すときは猫なで声の、岩松正史です。

家庭でも仕事でも特に相手から
コミュニケーションをとってこない人は
「あなたに関心を持っている」ことは伝えつつ、
「そっとしておく」ことも大事です。

向こうが必要としていないのに
無理にコミュニケーションをとろうとすれば
それは押し付けになります。

親切心からでも押し付けになって
関係を悪くしている人は結構います。

そっとしておくのがいい時もありますが、
ときには会話を試みたくもなるでしょう。

そこで今回は、

「積極的に話そうとしない人と
 会話をどう進めるか」

ときどき試したらいいかもしれない方法のご紹介です。

その方法とは、

「閉じる質問→開いた質問」に
変えていくという方法です。

・・・

引きこもり支援NPO相談をやっていた時、
このようなシチュエーションがよくありました。

引きこもりの状態にある若者の多くは、
あまり人と関わろうとしませんでした。

なので、

たまに会話する機会がっても
話題も少なかったりして、
緊張しやすくなかなか会話に
なりづらいことがよくあります。

そんなときは、無理に
面談しなくてもいいことも多いのですが、

しばらく一緒にいる場面になったときは
質問することで会話を始める
糸口を作ることもありました。

質問には2種類あります。

1.「開いた質問」(オープンクエスチョン)
2.「閉じる質問」(クローズクエスチョン)

「開く」「閉じた」と呼ばないのには
私なりのこだわりがありますが、
それについては、今回は横に置いておいて・・・

・・・

たとえば

「朝ごはん食べた?」と質問されれば
「はい」「いいえ」の2種類しか答えようがありません。

このように話し手が限られた会頭の仕方しかできない質問を
「閉じる質問」と呼んでいます。

一方、

「どんな食べ物が好き?」
のように、話し手が回答の仕方を選べるような
質問の仕方を「開いた質問」と呼んでいます。

開いた質問を上手に使えば
会話が広がり相手をより深く知ることができます。

ときどき開いた質問とはWho、How、Whatなど、

「5W1Hでする質問だ」

と書いてあるコミュニケーション本がありますが、
それは違うと思います。

なぜなら、

「あなたの直属の上司は誰ですか?(Who)」
と質問したら、回答の仕方は「〇〇さんです」と
限定されてしまいます。

これでは会話は広がらないですよね。

広がらずそこで終わってしまう質問は
「閉じる」質問です。

本当の「開いた質問」は、
5W1Hでいいのですが、

1.話し手の内面に関する質問
2.「話し手が」自由に答えらえる質問

です。

たとえば、

「その上司の発言に対して、どう思われますか?」

などです。

今回は質問の種類の説明が
だいぶ長くなりました。

具体的な会話のやりとりの仕方については
また明日にしましょう。(つづく)

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<<編集後記>>

「猫なで声」には二つの意味があるのをご存知ですか?

1.猫がなでられている時に出すような声
2.猫を撫でている時に出すような声

猫なで声という表現は古くは
文明4年前後、戦国時代曹洞宗の僧侶である
川僧慧済(せんそうえさい)が使っていた記録があるそうです。

猫は昔からかわいい存在だったんですね。

わが家には、オスメス一匹ずつ二匹の猫がいます。
オスはグミ、メスはクコという名前です。

グミは昔からにゃーにゃーとよく喋るのですが、
クコは昔はツンデレで静かな子でした。

ところが最近、

帰宅すれば玄関まで迎えに来るし
(様子を見に来るのは猫の本能かもしれませんが)

時折にゃーにゃーと一生懸命語りかけてきます。

昔スンデレだったので、
まるでそっけなかった好きな子が
話してくれるようになったみたいでうれしくて。

ついこちらも猫なで声になってしまうのであります。
※どんな猫なで声を出しているかはご想像にお任せします(笑)

今日もいい一日をお過ごしください!


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