「正しい遊び方」とは?

娘がまだ保育園に通っていた時、近くの公園で遊んでした。

そこに3歳くらいの男の子を連れた年配の女性が現れた。
おそらくおばあちゃんだろう

(※以後、おばあちゃんとします)。

男の子は滑り台がお気に入りらしく、なんかも登っては降りをくり返していた。
おばあちゃんは滑り台の横に立ち、その姿を見守っていた。
そのうちに、男の子はさすがに飽きてきて、今度は滑って降りてきた滑り台を逆向きに登ろうとし始めた。
そのときおばあちゃんが言った。
「こら、やめなさい、ちゃんと遊びなさい!
言いたい意味は分かる。

上から下に降りなさいという意味だろう。

でも世の中にはやっていいことと悪いことは確かにあるが、遊びとはなにかを決めるのは子供のがきめるのではないだろうか。
少なくとも滑り台の構造が決めることではない。
下から上に向かって登る「遊び方」もなくはない。
おばあちゃんのこばから、「滑り台は上から下に降りるべき」という価値感がよく表れていた。

人が発する言葉には、その人の価値観がよく表れる。

それを聴きとれば、相手の気持ちはよく分かる。
時にはその人がどのような人生を送ってきたのか、生い立ちの片りんも垣間見ることが出来る。
その言葉を、いまでもなぜかよく思いだす。
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