地方に出張をし帰りの新幹線に乗ろうと
ホームで待っていたときのこと。
私のうしろに4人家族が並びました。
子供は、小学1年生と3年生くらいの男の子が2人。
子供の時分に新幹線に乗るのですから、
きっとワクワクしていたのでしょう。
列に並びながら子供同士
じゃれあったり、ふざけあったり、はしゃいでおりました。
するとしばらくして、
その様子に業を煮やしたように
30代後半くらいにのお父さんが言いました。
「ちゃんと並んでろって言ったるだろ(怒)!
いつになったら、くだらないことで怒られなくなるの???」
子供はそれでシュンとなって
おとなしく列に並んだのでした。
よくありがちな風景でありますが、
そのお父さんの言葉を耳にした瞬間、
私は心の中で思わずツッコみたを入れてしまいました。
「いつまででも、怒られるさ。お父さんが怒りつづける限り・・・。」
お父さんがおかしなことを
言ったということではないんですよ。
でも何が言いたいかといいますと、
子供が怒られるかどうかは、
子供が決めているのではなくて、
「お父さんが決めている」
と思うのです。
お父さんが怒ろうと決めてば
(そしてそのように行動すれば)
子供は永遠に、
「怒られ続けることができます」。
・・・
以前にもこのBLOGでご紹介したいことがありますが、
(過去記事→http://goo.gl/EHF4gd)
「お前がけしからんから、私は怒っているんだ!」
という人がいます。
でも、それは勘違いといいますか言い違いですね。
なぜなら、
怒るか怒らないか決めているのは
いつも相手ではなく「自分」だからです。
極端な話に聞こえるかもしれまませんが、
相手が何をしても「怒らない」という
選択肢が常にあります。
怒っている本人が「怒ろう」と決心をして、
怒っていすわけです。
つまり、
怒るかどうかはいつも相手ではなく、
自分が決めていることですね。
でも多くの人はそんな時、
「私が怒りたくて怒っている」
とは言わず、
「お前が怒らせている」
といったりします。
今回出くわしたケースでも、
実はお父さんが怒りたいと思えば、
いつまででも
怒られつづけることができるし、
少し意地悪な言い方かもしれませんが、
お父さんが怒りたいと望みつづける限り、
子供はいつまででも
怒られ続けることができます。
お父さんがすべき問いは子供に対して
「いつまで怒られつづけるのか?」
ではなくて、
「いつまで私は子供を怒り続けるのだろうか?」
かなと思ったりして・・・。
それでつい心の中でツッコんでしまったんですね。
自分の感情を他人のせいにせず、自分で所有する。
これもまた人間力でしょうかね。
・・・
これをお読みいただいているあなたは、
誰かに対して、
「お前が正しくないから怒っているんだ!」
と言っていませんか?
あるいは言わなくても
心の中で思っていませんか?
それをしてワクワクしたり
楽しくなったり心からの笑顔がになるなら別にとめません。
でも、つらくなったり、怖い顔になったり、
怖い雰囲気をかもしし出して
周囲との関係をが悪くなっていないでしょうか???
もしそうなら、相手を責めるよりも
「私が気に入らないから怒っているだけ。」
と腹が立っている自分の感情を認めるたほうが、
人間関係は崩れにくくなるはずです。
・・・もちろんここでいう人間関係とは、
他の人との関係だけではなくて、
自分自身との人間関係も含めてです。
他人との関係を悪くしながら、
自分との関係も悪くしてしまっていたら、
もったいないですね。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「他人に怒りながら、自分るのはやめよう」
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自分をいたわれる分だけ、
他の人を本当の意味でいたわれる。
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