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いつもありがとうございます。
テーブル番号を覚えてしまった、岩松正史です。
効率よく問題解決していくための
聴き方を教えて欲しいという
質問をよくいただきます。
何をもって効率と呼ぶかは
人によって違いますが、
迷子にならずちゃんと
相談が進むという点でいうと
「問題を理解しないと問題を解決できない」
という大原則をおさえるべきです。
ドイツ生まれの理論物理学者
アインシュタインはこういっています。
「 もし問題を解決するために1時間あるとしたら、
55分は問題の理解に費やし、
5分は解決策について考えるだろう 」
この意見に大賛成です、
私も同じ考え方をします。
問題全体を正しく理解すれば、
解決策はおのずと見えてきやすくなります。
時間を気にするあまり、
問題が複雑になるのを恐れるあまり、
冒頭から問題を1個、2個
聴いてすぐ解決策を
考え始めていませんか?
問題の本質はそこには
ないかもしれないのに・・・
クライエントが意識かできていて
すぐ思いつくくらい問題に
解決糸口が簡単に見つかる
可能性はほぼありません。
(あなたが何かスペシャルな
魔法でも持っていない限り)
急ぐとかえって遠回りになるだけです。
私は必ず相談を受けるときは
大小問わず、思いつく限り
クライエントさんに気になりごとを
全部言ってもらってから、
どこから手を付けられそうか
考えはじめます。
(=全部聞いてないのに考え始めません)
そのためによく使う質問が、
「ほかに気になることはありますか?」
「それについてどう気になりますか?」
というオープンクエスチョンです。
気になりごとを全部
風呂敷に広げてもらいます。
風呂敷に広げてもらった時点で
方向性のヒントが見えてくる
ときもあったりします。
聴き手が皆生策を提案するのではなくて
一緒に全体をながめながら検討していくのが
効率的に問題解決を進めるときの
聴き方のコツです。
自分の頭で考えて、
無理やり解決しようとしない。
事実の全体をしっかり見れば
問題解決の本質がよく見えてきます。
答えは話し手の中にある、
問題を解決するのは本人。
傾聴(人間性心理学)の原則を
聴き手は実践できるよう
日々練習を重ねましょう。
軸をブラさず聴くことが大切です。
よかったらやってみてください。
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