ひと月ちょっと前にわが家に家族が増えました。
人間の家族ではなくて「インコ」であります。
いままでにウサギ、リス、ハムスターなどの
小動物は飼ったことがあるのですが
鳥は初めてなので、わからないことだらけです。
でも実際触れているとかわいいものですね。
もともと娘が鳥が好きで欲しがりまして。
ねだった張本人の娘が名前を考えて、
以前買っていたハムスターの「キキ」と
ウサギの「ナナコ」から半分ずつ取って
名前を「キナコ」としました。
(男の子なんですけれども)
先日ネットでいろいろ育て方など調べていたら、
あることに気が付きました。
それは、
ペットとして買われている小鳥の名前にはなぜか
「ピーちゃん」という名前が多いとうことです。
そういえば、数か月前、
ある方のスピーチを聞きに行った時も鳥の話題がでていて、
その人が飼っている小鳥の名前も
「ピーっちゃん」
だったことを思い出しました。
なんでピーちゃんが多いんでしょうかね???
・・・
考えて見ると小鳥以外の生き物にも、
「よく使われる名前」ってありますよね。
ちょっと古いかもしれませんが
犬なら、ポチ。
猫なら、タマ。
人間なら、男性なら太郎。女性なら花子。
どういういきさつでそう
呼ばれるようになったのかはわかりませんが、
その類(たぐい)の生き物をひとくくりにして、
代表する呼び方はいろいろあります。
(他にもありますか?)
これを書きながら思い出したのですが、
そういえば、小学生の頃、家の近所で犬を見かけると、
全部「ポチおいで!」と、
なんでもポチよばわれしていたのを思い出しました。
本当は違う名前だったんでしょうけれども、
呼ばれた犬のほうはいったいどんな気持ちだったのか
聞いてみたいですね(笑)。
こんな風に同類だからといって
ひとまとまりにされてしまうと、
呼ぶ方は楽なのですが、
呼ばれた方の個性は無視しているわけです。
でも、
まとめてもらった方がうまくいったという経験もあります。
以前私は、ファミリーマートという
コンビニの本部社員をしていました。
営業の仕事だったのですが、
自分では結構、オーナーさんや取引先との
交渉なんかが得意な方だと思っていました。
でも、その後痛いほど分かったのが、
それは私が交渉上手だったのではなくて
単に会社の名前があったから、
みなさん私がいうことを
聞いてくれていたということでした。
いつそれを感じたかといいますと、
転職のため仕事を辞めた直後ですね。
ふと気が付くと、
前職の人づきあいが、一部の本部社員を除いて、
誰も残っていないことに気が付いたのです。
たくさんの人たちと出会ってきたのに、
大企業の名刺がなくなったとたん、
気軽に電話をかえけられる人も、
ご飯を一緒に食べに行く人も
いない自分に愕然としました。
「大企業の社員」とまとめてみてもらうことで、
個人的な無能さを覆い隠すことができて
実力以上の仕事をさせてもらっていた
だけだったんだなといまは反省しています。
ですからいま心がけているのは、
名刺がなくて人として会いたいと
思ってもらえるようにしようと、
意識が変わりましたね。
個性を無視したり覆い隠すと
いつかその付けを払うことになるのかもしれません。
・・・
いかがでしょうか?
これをお読みいただいているあなたは、
「大変なのはみんな一緒だから、頑張ろうよ!」
「似たような体験したことあるから、あなたの気持ちよくわかるよ」
といわれて
「わかってくれる人がいてよかった」
と思った経験がある人でしょうか?
それとも逆に
「気安く気持ちがわかったなんで言わないで!」
と、嫌な感じをした経験がほうあるでしょうか?
ざっくりとまとめてみるというのは、
都合がいいときもありますけれど、
本当に大切なことを見失う可能性もあるから
注意が必要ですね。
子供の頃私に「ポチ」よば割れされた犬は、
もしかしたら心の中では
「オレは、ポチじゃないのに・・・」
と、不満を持っていたかもしれません(笑)。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「私の個性って何だろう?」
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