よい縁か?それとも因縁か?

よい縁というのはたくさん

つなげていきたいものですが、

悪い縁・・・といいますか、

つなげたくない縁がつながってしまう

ということも時にはあるかもしれません。

・・・

もう一年くらい前のことです。

一瞬、背筋が凍りつくような

因縁を感じる出来事がありました。

私は、2回転職経験があります。

初めはコンビニの本部で店舗指導の仕事を、

次にWebのプログラムの仕事をしていました。

でもどちらも、結局イヤになって

転職したのでした。

前向きではなく後ろ向きな

理由による転職だったんですね。

特にWebの会社はかなりハードで、

体調を崩して、会社に行けなくなり、

ある日突然やめるという辞め方をしました。

いまでもその当時のことは、

つらかった思い出として残っていますね。

今風の言葉で言うなら、

その会社はいわゆるブラック企業

だったかもしれません。

日本橋にあったその会社は

私が辞めて数年後に見たら、

ホームページがなくなっていました。

倒産したか解散したんだろうと思っていました。

・・・

話は変わりますが、

一年ほど前に、

ある集まりに出席するために

知り合いの経営者の方が所有している

とあるビルに行きました。

渋谷駅から徒歩10分ほどのところにあるビルです。

渋谷にビルを持っているなんてすごいなと

思いながらそのビルに入ったんですね。

そうしたら・・・。

なんと、そこにわたしが以前働いていた

日本橋にあったWebの会社の

名前があるではありませんか!!!

一瞬目を疑いましたね。

「まだ会社があったのか!」

「なんで渋谷に!?」

いろいろな驚きがありましたね。

急いでネットで調べてみたら、

やはりわたしが以前いた会社でした。

その会社を辞めて10年。

10年一つ昔と言いますが、

日本橋にあったはずの会社に

まさか渋谷で再開するとは・・・。

何かの因縁を感じずにはいられませんでした。

そして私はそのビルにその後も

ときどに行く用事がある場所でして。

この因縁をどう理解しようかと悩みますね。

よいと思って始まった縁も、

あとになってみると悪い出来事始まりだ

ということもあるかしれませんし、

悪いと思っていた縁も

あとから変わることもありかもしれません。

そもそも「良い縁」「悪い縁」という

考え方そのものが間違っているのかもしれません。

良いも悪いもなく、

縁ははじめからただの「縁」でしかないのかもしません。

脳のレベルで見ると人間の脳は

「意味づけ」をするのが大好きです。

同じ出来事に二度出会うと、

たとえそれが本当はただの偶然であったとしても、

合理的に考えたくなり

「きっとこれは意味がある」

と思いたがるのだそうです。

そんな脳の癖を知りつつも、

やはりこの偶然の意味を考えずには

いられない気がするのでありました。

・・・

いかがでしょうか?

これをお読みいただいているあなたは

ありえない出来事に何かの縁や因縁を

感じたという経験はありますか?

また、何かの出来事に自分なりの理由付けをして、

すっきり納得できたという経験はあるでしょうか?

人間は、いつでも理由を探す(つける)ことで

自分を納得させたい生き物のようです。

でも、いまのところ、

(Webの会社に再会した意味を見つけることはできていませんが・・・)

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