副班長が班長になる

中学生の頃、クラスには40人ほどがいて、

6人くらいずつ「班(はん)」に分かれていました。

わたしはその班の中で好んで

「副班長」を選んでいました。

班長でもないし

班長でもなく、役職がない班員でもなく、

「副班長」がちょうどいいと感じていました。

何がちょうどいいかといいますと、

班長になれば責任が増します。

でも、ただの班員では、

自分の思い通りに意見を通すことももできません。

(本当は副班長でも自分勝手に意見を通してはいけないのですが・・・)

「責任を負わず、意見も通したい」

「イメージした通りに物事を進めたい」

そんな自分のわがままを通し、

プライドを保つのに副班長は

ちょうどよかったのです。

いつでも私は「2番目が好き」な子供でした。

そんな2番目好きだった私が、

昨年9月に一般社団法人を立ち上げて

こんどは一番の責任者(班長?)になったのです。

はじめるときは正直、

「向いていないよな」

と思っていたのですが、

むかしと少し違うのは、

責任を持ってでもやりたいことが出来たことです。

そして、

実質的な活動を始めて半年たって思うのは、

「はじめてめてよかった!」

ということです。

なにがよかったかというと、

いろいろありますが、

中でも強く思うのは、

「想像できなかった、面白いことが起きている」

ことであります。

立ち上げた一般社団法人コンセプトは

「傾聴の学校」

で、いままでやってきた一日で開催する講座とは違い、

「通い続けることができる」

のがウリであります。

一日の講座では傾聴をお伝えすることはできても、

ゆっくりと参加者の方の話を

聴くところまではなかなか時間が取れません。

傾聴の学校では一つのテーマについて

ゆっくり話してもらう時間もありますし、

話したいことをみんなでシェアすることもあります。

いままで何か月も一緒に過ごしてきた仲間でも

あるときじっくり話を聴いていると

今までまったくく知らなかった以外が一面を

うかがい知ることが出来たりします。

わかっているようでいて

本当はなにもわかっていなかったんだな

という気付きがありますね。

・・・

楽しい話ばかりではありません。

してきた苦労の話、

いま仕事で成し遂げたいと思っていること。

自分に対しての見方。

意外な趣味(笑)。

いろいろなドラマを知ることが出来ます。

傾聴に期待している思いも

知るとこが出来たりします。

「講師になって人生を変えよう」。

「ここで得た学びや資格を、ご自身が関わっている医療の仕事の現場に、本格的に導入しよう」。

詳しくは書けませんが、

どうしても家族に対して傾聴を使って聞く必要があったり・・・。

私は講座の中身や運営ばかりに考えていたのが、

大げさでなく人生をかけて

来ている方が結構いたりします。

身が引き締まる思いがするとともに、

お役に立つチャンスにも思えてうれしくも感じます。

ずっと副班長でやっていたら

味わえなかったことでしょうね。

班長になってみて初めて、

自分だけの楽しみだけでなく、

みんなといっしょに想像を超える何かを

楽しみたいと思うようになりました。

例えるなら、

車のハンドルから手を放しても

ちゃんと事故を起こさずに、

最初の目的地とは違う、

まったく知らない素晴らしい場所に

連れて行ってもらっている感じでしょうか。

(伝わってるかなぁ(汗))

いかがでしょうか?

これをお読みいただていているあなたは、

想像している以上のことが起きて、

嬉しかったり、楽しいと感じたことはありますか?

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「わたしは、自分の人生の班長になっているだろうか?」

いまこれを書きながらふと思ったのは、

副班長ばかりしていたころは、

実は自分自身の人生についても副班長で、

中途半端にしか責任を負おうとして

いなかったのかもしれません。

ようやく自分の人生の最高責任者に

いまなれているような気もします。

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