平日の朝はいつもあわただしく
学校に行く準備をしている娘に
「朝、はやく起きなよ」
と言ってみた。
すると娘は言った。
娘「無駄」
私「目覚まし時計かければいいじゃん」
娘「かけてる」
私「じゃあ、数増やしたら」
娘「むだ。だって目覚ましは5時になったって教えてくれるものだもん」
私「そうだよ。だから鳴ったら起きればいいじゃん」
娘「そうじゃないの。5時に目覚まし鳴ると『まだ寝られる』ってわかるから二度寝するの」
それじゃあ、目覚まし時計の意味ないじゃん・・・
といいかけて、やめた。
・・・
私の常識では、目覚まし時計は
「起きるきっかけを作ってくれる道具」
でも、
娘にとっては
「二度寝のきっかけをつくってくれる道具」
だった。
それが理解できた。
自分の常識だけが正しいと思えば、
それと違う話は理解できない。
「~すべてきだ」
が顔をのぞかせる。
でも、
目覚ましにも自分が思うのとは違う
使い方があると思えば話は聞ける。
私は、自分が思う正しい使い方を
押し付けるのをあきらめて
「好きにして。お父さんは起こさないから勝手に起きてね」
といって話を打ち切った。
そう言って立ち去ろうとする
私の後ろ姿に向かって最後に娘が言った。
「うん、ギリギリでも起きてるから大丈夫。」
そうか・・・、
朝ギリギリなのを問題と思っていたのは、
私だけだったんですね。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「表だけでなく裏もみよう」
<お知らせ>
表出して見える出来事だけでなく、
その内面的な意味も一緒に聴いていく
理解するための聴き方、傾聴。
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