〜投射の心理に気づく~ 著書「聴く力の強化書」原文より抜粋

たとえば会社で上司が部下に腹を立てるのは部下の能力(努力)が足りないからだけではありません。

部下がちゃんと働いてくれないと自分が困るから腹が立つのです。
仕事が進まない→業績が上がらない→仕事ができない人間と思われるのではないかと不安になる→上司としての評価が下がる→降格させられる→会社に居づらくなる→失業する→お金がなくなる→生活が危うくなる→家族を失う→食べられなくなってしまう→死んでしまう。
大げさと思われるかもしれませんが怒りや恐怖は、最後は死の恐怖とつながっているのです。
マイナスの感情がわき上がるときは自分の中にその原因が必ずあります。(それを認めるのは嫌でしょうが)
この投射の心理があることを先に知っておくと、たとえその瞬間には出来なくても、怒ってしまった後からでも「いったい何を恐れていたのか?」と自分をふり返ることができます。
自分の中の恐怖と向き合いうことに少し慣れてくると、人の話を聴いていても心のフィルターが過剰反応しにくくなり他人の恐怖にもつきあいやすくなります。
相手の感情に巻き込まれないためにも投射するフィルターを鍛えることは役に立ちます。
あなたは投射している自分を認めることができるでしょうか?

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