「当たり前」は最恐の言葉

5歳の息子はパンツトレーニング中です。

上のお姉ちゃんのときとくらべると

だいぶ遅めではあります。

男の子によくある傾向・・・と

耳にすることもありますが、

今まで数回チャンレンジしては挫折し、

何度目かの挑戦であります。

そして、経過は「良好」です(笑)。

オネショしない日が7日続いていて、記録更新中!

四苦八苦しながらも・・・イヤ

四苦八苦しながらだからこそ、

息子の成長が嬉しいのでした。

すでに10歳になっている娘が

もしいまオネショをしたら、

(そう言うことがたまにはあるかもしれないけれど)

「この年になってオネショか・・・」

と、基本的にはちょっと「驚く」わけです。

それはもう年齢が高くなったら

しないのが「当たり前」と

思っているからでしょうね。

・・・

いまこれを書きながら思ったのですが、

「当たり前」

という言葉は、本当に怖い言葉だなと。

「当たり前」という言葉は、

本当はすごいこと、尊いことが出来ているのに

それを否定する最強(最恐)の言葉であります。

いかがでしょうか?

あなたは普段、当たり前と

思っていることはありそうですか?

「10か月を過ぎたら、赤ちゃんはハイハイをして当たり前」

「社員だから、期待通り行動するのは当たり前」

「先生だから、子供の規範となるのは当たり前」

「高い偏差値の学校を目指すなら、これくらい勉強できてら当たり前」

「お医者さんは高い倫理観を持っていて当たり前」

相手の立場から見た

「当たり前」という偏見もあれば、

モノに対する当たり前もあります。

たとえば、

「給料はもらえて当たり前」

「ご飯は食べられて当たり前」

「今の時代、スマートフォンくらい持っていて当たり前」

「空気は吸えて当たり前」

原発の事故があった5年前の

震災のとき思ったのは、

「食べられるのは有り難い。」

「自宅で寝られるのは有り難い。」

「空気が自由に据えることは有り難い。」

「安心して水が飲めることは有り難い。」

ということでした。

(みなさんはいかがですか?)

「当たり前」という言葉は。

すべての「有り難い」ことを否定してしまう

本当に恐ろしい言葉だなと

つくづく感じます。

いまの時代よく、

「個性を大事に」「自分らしく」という割に

立場、役割、年齢、性別などによる

偏見や差別は減るどころか

ますます強まっているような

気さえしてしまいます。

とても残念なことです。

その一つの原因はたぶん

「自分にとっての当たり前と、他人にとっての当たり前の違いを受け入れられない」

ことから起きているのではないでしょうか?

「モンスター●●」という言葉を耳にしますが、

いわゆる「クレーム」は

「当然、自分はここまでしてもらえて当たり前」

と思うから起こります。

「当然あるべきものが足りない」と、

足りない方を見るから不満が沸きます。

そこは「有り難い」思うのとは、

真逆の世界ですね。

・・・

先日、大病を患った同年代の

知人に久しぶりに会いました。

「病気をして、朝、目が覚めるだけで、本当にうれしいと感じるようになりました。」

と言っていたのがとても印象的でした。

これをいまお読みいただいてる方の中には、

お金の問題や、健康の問題、人間関係など

別の誰かかにとっては当たり前の生活なのに

自分はその生活を送ることが困難だ

という方もいらっしゃるでしょう。

そういう方々が、日々の生活の中から

有難さを感じて暮らそうとするのは大変でしょう。

でも一つだけ言えることは、

「当たり前」というのは

個人の価値観(好き嫌い)であって

世の中共通の「当たり前」はありません。

願う生活像があるのは当たり前のことでありますが、

「当たり前」にとらわれすぎると

余計に自分が苦しくなるということは、

頭の隅で知っておいてもいいのかもしれませんね。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「今あるものに目を向けると『当たり前』はなくなる。」

最近、原因不明の肩の違和感がありまして。

それが年齢による体の衰えかわかりません。

でも

「45歳、近くなると急に老眼になる」

なんて話も聞きますし、

そのほかのことも含めて、

年を重ねるごとに今まで当たり前に

できていたことがだんだんと

出来なくなっていくんだろうな

という予感がするる年齢になって来ました。

もしかすると人生というのは

あらゆる「当たり前」と思っていたことが、

実は当たり前ではなかったことを知り、

受け入れるレッスンの場なのかもしれませんね。

ともなく、自分に対しても他人に対しても

「当たり前」という言葉は、

とても怖いと思うのであります。

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