コンビニ本部に入社した2年目から、
新人研修を担当する店舗の
店長をしていました。
そこに一年下の新人君が二人、
部下として配属になりました。
その中の一人「K君」は、
いつも
「ニコニコ」
・
・
・
いや、
「ニヤニヤ」
・
・
・
というか、注意しているときでも
「ヘラヘラ」
している感じでした。
ミスをして怒っているときにも
ニヤけて、ヘラヘラ笑っているように
見えたものですから
余計に腹が立って
「ヘラヘラするな!」
と怒ったりしたものです。
いかがでしょうか?
あなたの周りにも
真剣な話をしているのに
笑って聞き流しているように
見える人はいませんか?
・・・
そういう場面に出くわすと、
私はよく怒っていたものですが、
でも、それは間違いだったと
数年前にわかりまして。
ニヤニヤしたり、
ヘラヘラして見える人ほど
「苦しがっている」
人なんだなと気が付きました。
人間が「笑う」ときはいつでしょうか???
もちろん面白い時も笑いますが、
「怖い時にも笑う」
ことをご存知ですか?
「笑って薄めずにはその場にいられないくらい怖い」
から笑ったりします。
真剣な場面で笑って見える人ほど、
内面は緊張している
不真面目ではなくまじめな人だったりします。
・重大な話を笑いながらする(聞く)。
・泣きながら「大丈夫」という。
など、
その場面にそぐわない、
むしろ逆の反応を示すことを
「アンビバレント(anbivarent)」
両面感情・両面価値といいますが、
感情の裏返しとして、
態度が表現されることがあります。
もし真剣に話をしているときに、
相手が笑ったり軽く
聞き流しているように見えたとしたら、
もしかしたらあなたのこと、
あるいは話の内容自体が怖くて、
ちゃんと聴けていないだけかもしれません。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「笑うのには訳がある」
怖がっている人を叱っても、
怖さがますばかりですね。
安心させてあげることで、
こちらの話も聞いてもらいやすくなるでしょう。
K君を笑わせてしまっていたのは、
もちろん彼の癖もありますが、
私のせいでもあったんですね。
そしてもう一つ想像できます。
笑いながら話を聞くK君を
責めていたときの私の顔はきっと
自分を否定された苦しさを薄めるために、
きっと「苦笑い」をしていたことでしょう。
<お知らせ>
人間関係は自分自身との関係を映し出す
鏡でしかありません。
自分のことをわかればわかるほど、
他人のこともよくわかるようになります。
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