気にすることが違う

傾聴の体験会
https://bit.ly/340LrDl

いつもありがとうございます。

餃子を皮で包む作業にひたすら没頭したい、岩松正史です。

突然ですが、歩行者用の信号機の
青色は上と下どちらにあるでしょうか???

毎朝きまって同じ時間に散歩に行っているうちに
不思議だと思うことが出てきました。

それは、

ときどき林の中で出会う
リス、タヌキ、鳥たちの行動についてです。

わたしは毎日ほぼ同じ時間に
同じ場所に来るのに、彼らは
毎日いたりいなかったりするのです。

「いったい何を基準にして朝の行動を決めているのか?」

気になります。

少なくともわたしのように時計は
気にしていないでしょうが(笑)

時間を気にして毎日行動している
私に対して彼らはきっとなにか
気にしているものがちがうはずです。

例えば、お腹がすいたとか???

その日の気分で自由に
動いているだけかもしれません。

でも、

気分だとしてもその気分を
つくるものがあるでしょう。

そういう自分とのちがいが気になるたちだから
傾聴に向いているのかもしれませんね。

・・・

人の話を聞いているときも聴く人によって
気にしていることがちがいますよね。

・「どんな話をされるのだろうか」と話の内容を気にしている人
・「自分はちゃんと聴けているだろうか」と自分が気になっている人
・「くり返すべき気持ちのワードは何だろうか」と気にしている人
・「主訴はなんだろう」と気にしている人
・「しっかりあいづちしペーシングできているだろうか」と気にしている人
・「このあとどんな展開していったらよいか」気にしている人

いそうですよね。

わたしがいつも気にしていることも
一つではありませんが、
だいたいこんな感じです。

・このクライエントがそのような感覚をもつのはなぜだろうか?
・会話から自分の心になにが響きなにが響いてないだろうか?
・話し手と感覚について共有できているだろうか?

・・・

冒頭に歩行者用信号機の
青色の位置についてクイズを出しました。

答えは青が下、赤が上です。

迷わず正解が出て来たでしょうか?

すぐわかったという人もいれば、
悩んだり不正解の人もいたかもしれません。

信号なんて何度も見たことがあるのに
なぜ迷ったり間違ったりするのでしょうか?

答えは「別のことを気にしているから」です。

人間の脳は意識的に気にしたことしか
認識することが出来ません。

「見ている」ことと「見えている」ことは
まったく違うのです。

同様に「聴いている」ことと
「聴こえている」こともまったく違います。

意志をもって聴かなければ聴こえているからといって
本当に聴いていることにはならない
ことがおわかりいただけるでしょう。

聴くか聴かないかが大事ではありません。

「なにを気にして」聴くかが大事です。

そして

傾聴では気持ちを聴くと言うことです。

また「気持ちを聴く」という意味も
間違えないようにしましょう。

気持ちを聴くとは上記でわたしが
気にしていることだと思ってやってみてください。

わたしの周りにいるだんだんと
傾聴が上手くなってきた人たちの共通点は
感じることに集中をできるように
なってきた人たちです。

応答の仕方と主訴とか頭で考える前に
感じとることを気にしましょう。

つまり傾聴のトレーニングとは
気になることを変えていく
トレーニングなのです。

それを「聴く耳づくり」とよんでいます。

よかったらやってみてください。

<お知らせ>
聴く耳づくりをするための
傾聴1日講座(東京、大阪、オンライン)
https://keicho1day.com

<<編集後記>>

わたしぎょうざのあんを
皮で包む作業が好きでして。

子どものころテレビで餃子を作る
職人さんの姿を見て、

あんなに手際よくヒダ作れるなんて
かっこいいと憧れました。

大人になってから自分で作っても
なかなかあのようにきれいにはできないし
スピードもものすごく遅いです。

うまくなりたいと思っています。

でも、あんを皮に包む手前の作業が苦手でして(汗)

白菜(時々キャベツ)を大量に
細かく刻まないといけないのですが、
どうしても床や調理台に
ボロボロ落ちてちらかってしまうのです。

餃子を作るとセットになって
床掃除がついてくるので面倒です。

生の餃子のあんだけ大量に
売ってるといいんですけどね(笑)

それか

大量のきざんである白菜でもいいです。

ドイツの心理学者クルト・レヴィンは
得たいものがあるけれどそれを手に入れるためには
別ないやなものもセットになってくるときの
迷いの状態を「接近=回避の葛藤」とよびました。

(来週のキャリコン試験に出るかもしれないので覚えておいてください(笑))

やりたいことをするためにはときに
しんどい道も通らなければいけない
ということですね。

東京地方は快晴、寒い冬の空気です。

今日もいい1日をお過ごしください!

logo1

■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

PAGE TOP