「セラピストは『私はいま自分の問題に集中しているので、あなたの話に耳を傾けることはできない』というような模範的ではない部分も含めて常に自己自身であればそれで十分なのである。大事なことは、自分自身に関してクライエント欺いてはならないことだ。」
(カール・ロジャーズ撰集より)
昨日の記事にも書いたこの言葉、
「自分自身に関してクライエント欺いてはならないことだ。」
のフレーズが大好きだ。
善意とみせかけてクライエントを欺き自分の思い通りにコントロールしようとしたり、
「人のためが大切」といいながら自分を欺いている支援者がなんと多いことだろう。
自分のためができない人が、本当に他人のためなんてできないのにね。
また自分の秘密を暴露することが誠実さと勘違いしている人もいる。
口さきだけの人からは、「口先だけです」というエネルギーがちゃんと伝わってくるから面白い。
カウンセリングは混沌から淘汰の時代になった。
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