「ちゃんと」するとは?

4歳の息子が小さいカップに入った

イチゴヨーグルトを食べようとしたときのことです。

何を思ったのかフタのフィルムをはがす前に、

ヨーグルトを思いっきり振ったのです。

味は変わりませんけれども、

おかげであけたときフタにはヨーグルトがベトベト。

そこで思わずわたしの口から出た一言に、

自分でハッとしました。

その一言とは、

  ・
  ・
  ・
  ・

「ちゃんとなめなさい」

いまさら自分で言うのもなんですが

おかしいですよね、この表現は。

食べ方のマナー重視なら当然

「なめるんじゃありません」

ですよね(笑)

でもその時思ったことは、

もったいない

でした。

なので食べ残させたくなかったから

「ちゃんとなめなさい」

といったのでした。

別の時であれば、マナーを優先する時もあるわけです。

その時の気分により「ちゃんと」の意味も変わるのですね。

人間は矛盾する生き物です。

・・・

これを書きながら気になったので

「ちゃんと」の意味を調べてみました。

諸説ありますが、大きく分けて2つがありそうです。

一つは、

「早く。すばやく。」

という意味。

そして、もう一つは、

「たしかに。きっちりと。整然と。正しく。」

どちらかというとふだん後者の

「整然と」「正しく」の意味で使うことが多い気がしますが

意味だけ見ると前者を採用して

「ちゃんとなめなさい!」=「早くなめなさい!」

と思えば間違いではなかったでしょうか(笑)

なんとなく使っている言葉の中に、

本人も気づかない意味があるものですね。

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