二律背反ではないもの

だいぶ前に大阪に傾聴講座に行った時のことです。

あることに驚きまして。

なにかといいますと、

来場された方の中にBLOGやメルマガの読者の方が

本当に多くて、

「毎日目を通しているブログを書いている本物に会えた!」

と喜んでくださるのです。

まるでちょっとした芸能人であります(笑)。

そんな経験、いままでないので

ちょっとくすぐったい感じがしたのでした。

そのみなさんから、

「お忙しいのに、よく毎日BLOG書けますね。」

と褒めていただきました。

(ありがとうございます。)

でも、私にしてみれば、ちょっと事情が違いまして。

「忙しいのに書いている」

のではなくて、

「忙しくするために書いている」

のであります。

つまり、活動の場を広げたいという思いがあり、

毎日書いたほうが、たくさんの方に

読んでいただけるので、

ビジネス的にもそうする必要があって

やりたくやっているだけのことなんですね。

(夢を壊したようならごめんなさい)

それで結果的に、

「毎日書いていたら、お忙しくなった」

と言うわけです。

つまり、

「時間がかかるかどうか」

という視点で物事を見ると、

BLOGと仕事の両方をやるのは

大変に見えるかもしれません。

でも、視点を変えて

BLOGを書くのも仕事の内だとみれば、

BLOGを書くから仕事が増えてくれて、

仕事が増えてくれるから、BLOGは毎日書く

ということで、

両者は二律背反するのもではなく、

同じことだとわかります。

・・・

話は変わりますが、

私の知人に、会社で管理職をされている

女性がいらっしゃます。

決断や指示をする立場にあり、

働く時間も仕事の量次第で

自分で決めながら忙しく働いています。

その女性、実は休みの日に週1回、

倉庫でアルバイトをしていまして。

周りの知人にそのことを言うと、

「あなた働き者ね」

「ちゃんと休まないとだめだよ」

と驚かれるのだそうです。

ご本人も、外の人から見たら、

働きすぎに見えるんだろうなと思い

話し手も理解されないので、

あまり深く理由を話すのはやめたのだとか。

でも本当はなぜ倉庫のアルバイトを

しているのかというと、

「癒されるから」

なのだそうです。

普段会社では立場上、自己決定したり、

人や物を自分の責任で管理しなければなりません。

自然と残業も増えます。

でも、倉庫のアルバイトに行くと、

与えられた仕事を淡々とこなしていればいいし、

昼食や終業時間になると、

作業をやめるように誰かが出してくれる。

普段自分がしている役割をアルバイトでは

別の誰かがしてくれて、とても気が楽なのだそうです。

周囲の人からみると

「アルバイト=働く=大変」

という固定観念がありなかなか理解されないそうです、

ご本人にとってはまさに

「アルバイト=癒し」

なのでありました。

その方にとっての価値をちゃんと聴き

理解を示したら、ものすごく喜んでくださいました。

・・・

こんな風に表に見える行為だけに着目すると

物事の本質を見失ってしまう

ということはないでしょうか?

さきほどのBLOGを書く意味も

女性がアルバイトをする意味も、

行為から理解しようとすると、

そこには必ず、自分の価値観のフィルターによる

分析が入ります。

そうではなくて、その人が

その行為をする「意味と価値」がどこにあるか?

そのまま理解してあげることが大切です。

それを、

「共感的な理解」

といいます。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「自分の価値観で割り算して理解しようとしていないか?」

人は理由や原因をわかって欲しいのではなくて、

想いや気持ちをわかってもらえると嬉しいものです。

理由が理解できれ嬉しいのは

話を聴いているほうの人だけなんですね。

<お知らせ>

相手にとっての意味と価値をそのまま受け止め、

よき理解者になる方法を学びたい方は、

10月13日の傾聴1日講座にお越しください。

11月には大阪開催もあります。
 ↓
https://goo.gl/TnRWpC

 

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