支援する人が楽であることが一番大事

先日テレビで

介護の現場について

紹介をしていました。

介護の仕事している人に

多い離職理由として、

人を動かす作業を頻繁に行うことで

腰などを痛めてしまい、

退職を余儀なくされるケースが多いようです。

そこで、

力かけず道具を使って人を移動したり起こす方法

を普及しようとしている団体の特集やっていました。

一見すると素晴らしい活動に見えるこの団体、

ある問題を抱えているのだそうです。

それが、

「道具使うと人間らしさを感じないという抵抗感」

正直、もったいない話だと思いました。
介護職はすでに30万人不足しています。
現在の日本の人口は1億2千万人。
50年後の日本は人口8000万人、

100年後は4000万人。

高齢化が加速している中で

5年後さらに深刻になることが目に見えています。

以前、介護関係の人材紹介のをしている知人から、

看護師と介護士の転職事情の違いを聞いたことがあります。

看護師はやめても次の職場に移ることか多いが、

それに比べると介護士の方が少ない。

他の仕事に移るか、仕事自体をやめる人が多いと。
理由は

看護師と比べると待遇の低さもありますが、

それより、

腰など体を痛めてやめざるを得ない人が多く

同種の仕事に転職ができないのだそうです。

以前、私がサポステで就労支援をしていた時、

介護職の求人倍率は他の業界よりも

圧倒的に多くいつでも3倍はありました。

たぶんいまでも変わらないでしょう。

介護業界は、

就職しやすい仕事ではありますが、

消耗もしやすい仕事でもあります。

介助する人が体を痛めないために

道具を積極的に使う事についたして、

人間らしさを感じないという

意見があるそうですが、

では介助する人が体を酷使して

消耗しながら非効率な介護するのを求めることは

人間らしいのでしょうか?

介助している人を犠牲にさせてでも、

人間らしい温かい触れ合いを求めたいとは

思っていないのでしょうか。

個人的にはぜひ、

力をかけず道具を使って介助する人が

楽になる方法を積極的に広げべきだと思います。

でもこれは介護される側だけの問題ではありません。
介助する法の人の中にも、

身を粉にして頑張ることにある種の

生きがい

を感じる人もいるのです。

楽をすることに抵抗を感じる人、

自分はもっと頑張らなければいけないと

思っている人がいます。

人との関わりを大切にするのは素晴らしい事ですが、

自分や誰かを犠牲にするような考え方はやめましょう。

本当の人助けは、

支援する人が楽なでなければできません。

介助をしている人が

楽であることが一番大切なことです。

そういう方法があるなら、

躊躇する理由はありません。

積極的に導入していきましょう。

追伸
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